今日は敬老の日ですね。
70代から絵を描き始めて、100歳まで描き続けた画家、グランマ・モーゼスをご存知でしょうか。
私は知りませんでした(笑)
今年から来年まで、日本の美術館を巡回します。
大阪→名古屋と経て、現在は静岡で開催中。
この後、東京→広島と予定されています。
まだ著作権が継続中のため、絵の写真を掲載できないので、どうぞみなさまネットで検索してみてくださいね。
アメリカの由緒あるニュース雑誌『TIME』の表紙にもなっています(1958年)
グランマ・モーゼスは、絵画の勉強をしたことがありません。
農家の主婦として自然に囲まれて生きていました。
美術史の潮流とは違う、独自の画法を持つ画家は、
素朴派
と呼ばれたりします。
有名なのは、アンリ・ルソー。
パリ市の税関職員で、余暇に描く日曜画家だったのです。
しかし彼の絵画への情熱は、本職の画家をもしのぐほどでした。
遠近法がめちゃくちゃ…。
足が不自然に埋まっている…。
顔が…こどもらしくない。
なぞのあやつり人形。
しかしピカソをして「ルソーには勝てない」と言わしめた、ユーモアあふれる愛すべき作風は、インパクト大!ですよね。