本を描いてみよう(チョコちゃん講習編) | アトリエぽーぽー

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『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。

小学1年生、チョコちゃんの講習日。

今日の課題は『本を描いてみよう』です。

先日、お母さまから「チョコちゃんが本の描き方を教えて、というので教えましたが、思う通りに描けずに、泣いてしまいました。ひかる先生が教えてあげてください」というLINEをいただきました。
チョコちゃんの習作の画像つきです。

チョコちゃん、おうちでも絵の勉強をしているんですねー。
すごいなあ。
それになかなか上手ですよ。
お母さまも、いつもご協力ありがとうございます。

「今日は本を描く練習をしようね」と言うと、
「このあいだ、ママにおしえてもらったんだけど、かけなくて、ないちゃったの。くやしくて」とチョコちゃん。

「でもね、ちょっとかけるようになったんだよ」
と言って描いてくれたのが、①です。

十分、本に見えますよね。

では練習してみましょう。
実際に本を見ながら描きましょうね。

まず真ん中に1本の線を描きます。
左右対称ものは、真ん中の位置を決めると、描きやすいです。


ページの一番上と一番下の輪郭線です。
手前のものは大きく見え、遠いものは小さく見える、遠近法ですね。
上の線のほうが短く、下の線のほうが長いです。


端と端を、まーっすぐつないでください。
チョコちゃんは、この線が曲がっちゃうんだよね。
まーっすぐ、ですよ。


本の厚みです。
これもまーっすぐ、です。

 

 

背表紙の部分、ここ、難しいですね。
お山になっていますよ。


表紙の出てくる位置、わかりますか?
厚みの下の線からです。
 
そして背表紙の部分は、お山を包み込むように。

全体をつなげばできあがりです。

ここにチョコちゃんは、文字の列を、まっすぐ描きましたが、

文字も、紙が曲がっているのと同じように曲げてください。

これでできあがりですが、写生のときは、紙のしなやなさが出るといいですね。


チョコちゃんは練習して、こんなに上手になりました。