がんばれロボット(アオちゃん講習編) | アトリエぽーぽー

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『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。

小学2年生アオちゃん(ブログネーム)の講習日。
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今日の課題は『発泡スチロールで何かを作ろう』のその3ですが、もはや工作よりも、お芝居のシナリオを考えることに主力を注いでいます。

『がんばれロボット』 著アオちゃん

〜前回までのあらすじ〜
あるとき博士が、太陽に行こう、と思い立ちます。
でも太陽は暑いので、役に立つロボットの『ロボ』に、行ってくれと頼みました。
『ロボ』は引き受けましたが…。


 ロボはロケットにのっていく よういをしはじめました。
「なにをもっていけばいいんだろう?
 そうだ、はかせにでんわをして、おともだちのルボちゃんをつれていこう」
 はかせに「いいよ」といわれて、ルボちゃんのすんでいる じゅうたくがい(住宅街)にいきました。
 なぜルボちゃんが、じゅうたくがいにすんでいるかというと、かいしゃの しゃちょうに、
「おまえは10ねんかん、このいえでくらしてみろ。
 もしこまったことがあったら、ドモホルンリンクルかていきょうし(家庭教師)に そうだんしろ。だが、そのかていきょうしは、どこかにかくれていて、どこのちく(地区)にいるかもわからない。どこのし(市)にいるかもわからない。どこのけん(県)にいるかもわからない。どこのくににいるかもわからない。どこのほしにいるかもわからない。
 だからじぶんのコンピュータで さがすんだよ」
といわれて、あれから2ねんがたった。
 
 ロボがルボちゃんのいえのとびらをピンポンすると。

          〜つづく〜


 ざんねんながら、ルボちゃんはでてきませんでした。
「なんでだろう」
とロボは24じかん、かんがえました。
 そのけっか、いるすをつかわれたと、はんだんしました。
 そのとき、ロボはおもいだしました。
「きょうは、じょし(女子)のロボットてんけんびだったんだ。だからいるすを つかったわけではない。またあした、よういをしてから、でなおししよう。
 でもたいようへいくときって、なにをよういすればいいだろう。
 あ、またわすれてた。ぼくってわすれんぼなんだな。ぼくにはワープののうりょくがあったんだ。だからなにも もっていかなくていいんだ。
 あとはグンナイモードにしてねるだけか。あした、はやくおきて、ルボちゃんちのおふろば(風呂場)にいけばいいだけだ。なんだ、らくしょう、らくしょう。
 そろそろねないと」
 グースカピーピー グースカピーピー♪

         〜つづく〜


 つぎのあさ、おきたときはもう、つぎのつぎのひに なっていました。
「た、たいへんだ! アラームのはらだいこがなってる」
 ボン ボコ ボン。
「でもまだねむいから、あと1びょうだけ、グンナイニングZZZ」
 グースカピーピー グースカピーピー♪

 1びょうご。
 ボン ボコ ボン
 ボン ボコ ボン
 ボン ボコ ボン ボン ボン
 アラームのはらだいこがなりだした。
「あ、やばい! もう2びょうだっていた。いそいでルボちゃんちにいかないと」
 ところがルボちゃんは、なぜかおふろに はいっていませんでした。
「あれ? ルボちゃんは? やばい。あくのとりひきさきぎんこう(悪の取引先銀行)にひっかかった。
 でもラッキーだぜ。いそいでたすけにいくから、もうたいようへは いかなくてすむ」
 そのとき、きゅうに、はらどけいがなりだしました。
 ビガジジー ビガジジー
「まずい、ねんりょうぎれだ。いそいでドモホルンリンクルへいかないと」

        〜つづく〜

なぞのドモホルンリンクル家庭教師。
役に立つロボットという触れ込みでしたが、実は太陽には行きたくないみたいですね。
住宅街に住み、お風呂場にいるはずのルボちゃんはどこに?

次週をお楽しみに♪