11ぴきのねこ どろんこ | アトリエぽーぽー

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『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。

2〜3歳の生徒さんのために、読み聞かせの絵本を選んでいます。

主人公は、正義の味方、勇気がある、心がやさしい。
そんな絵本の常識が通用しない、11ぴきのねこたち。

すぐラクをしたがるし、食いしん坊だし、やられたらやり返すし(笑)

今も昔も大人気『11ぴきのねこ』シリーズの中から、『11ぴきのねこ どろんこ』をご紹介します。
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こどもの恐竜「ジャブ」が、崖の下に落ちて泣いているのを見て、11ぴこのねこたちは、力を合わせて助け出します。

ジャブが少し大きくなったころ、お礼にやってきました。
どんなお礼をしてくれるのかと思ったら。
背中にのせて、のしのし歩いてくれたまでは楽しかったのですが。
泥沼の中へざっぶーん。

11ぴきのねこ どろんこ。

あるとき、ねこたちが魚を干していると、ジャブがやってきて、りんごをくれました。
プレゼントかと思って、喜んでいると、すました顔で、干した魚を全部持って行ってしまうジャブ。
なんだ、とりかえっこだったか。
ねこはりんごより魚が好きですからね、がっかりです。

そこで、ジャブが寝ているとき、ちょっといたずらをしました。
しっぽにひもを巻き付け、ジャブが起きたら、上から石がごろごろ落ちてくるしかけを作ったのです。

石はごろごろ転がって、ジャブのからだにごつんごつん。
作戦は大成功。

それからしばらく姿を見せなかったジャブが、再び現れた時は、すっかり大人になっていて、なんとこどもを3匹つれていました。

より大きくなったジャブの背中に、11ひきのねこたちは乗り、のそりのそり、お散歩です。

すると、またしても、泥沼にざっぷーん。

大人になっても、こういうところは全然変わっていないんですね、ジャブ。