ぐっと来ます。
ぐぐうっっと来ます。
上質の絵本に、説明する言葉は要りません。
いえ、説明できないんです〜。
どういったらいいものか。
「ふたご」だからと、手に取ってみて。
ぱらっとめくってみると、やんちゃそうなので、アゴタ・クリストフの『悪童日記』を思い浮かべ。
でも読んでみたら、全然違いました。
「かいぞく」は「海賊」じゃなくて「貝ぞく」。
貝から生まれたふたご。
最初はミニチュアでしたが、だんだん人の子の大きさになりました。
でもそういう説明はまったくなくて。
実に言葉少ない絵本です。
黒人のふたご(たぶんジャマイカ生まれ)が可愛すぎ。
もともと絵本作家ではなくて、画家なので、絵がうますぎ。
谷川俊太郎さんの訳もさすが。