鉛筆削り | アトリエぽーぽー

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『アトリエぽーぽー』は、創作を楽しむ絵画教室。
講師あけやまひかるは、お月謝袋やレターセットなど、クラフト製品の販売も行っています。
このブログは、生徒さんと保護者さまへ発信していますが、
絵や工作について、みなさまのご参考になれば幸いです。

鉛筆削り



色えんぴつは何で削るのがいいですか。

という質問を受けると、ちょっとまごつきます。
なぜなら、私は大雑把な人間で、電動鉛筆削りで、しかも子どものを借りて、ガーッと削っちゃっているからです。
でもこれ、最適な方法とは言えません。

一番いいのは、カッターナイフで削ることです。
ペン先を自在に整えられるからです。

写真の、黄色緑色黒色は、カッターナイフで削り出したものです。

黄色は細く短く尖らせてあります。
色えんぴつ、なかんずく柔らかいタイプの色えんぴつは、先を尖らせると、筆圧を加えたときに、折れたり、砕けたりしてしまいがち。
ナイフで短めに削ると折れにくくなります。
殊に点描のときには、この方法が最適です。

緑色は、芯を長く削り出しています。
ペンを寝せて塗れば、広範囲を塗ることができます。
背景や大きな絵を書くときには便利です。

黒色は、ちょっとわかりにくいですが、先が平になっています。
カリグラフィックペンのように、横に使えば細く、縦に使えば太く塗ることができます。
幅広の線は、シャツのボーダーラインを描くときなどにも重宝します。
が、使いこなすには少し慣れる必要があります。

しかし電動鉛筆削りが必ずしも悪いわけではありません。
青色をご覧ください。
きれいに削れていますよね。
なにしろ手早いし、削りカスの処理も簡単です。
先を鋭利にしたり、やや丸めたり、調整できる機能もあります。
正直、十分だと思っています。

後ろにあるピアノとロンドンバスは何でしょう。
友人が、アトリエぽーぽーへ、と贈ってくれた鉛筆削りです。
赤色をご覧ください。
2,3回、まわしただけで、きれいな円錐形に尖ります。
削るのが楽なので、何度も削りながら、細部を塗るときには、欠かせません。
机に置いておくだけで、可愛いですし、友人が贈ってくれた、と思うと励みになります。

道具は自分が気に入るのがいちばんですよね。