{お伊勢参り}
平安の終わり頃にもなると
参宮への街道も整備され始め
庶民の誰もが参拝出来るようになり
「お伊勢さん」と親しまれて
伊勢の街は賑わいを見せていったそうです
そして江戸時代 (1650年頃)
「御蔭参り」(抜け詣り)(お陰詣で)と云われる
お伊勢参りブームが何度も起きたそう
(60年に一度は起きたというおかげ年?)
なんと主人に無断で
奉公人が着の身着のまま
連れ合いや子供を連れ
お伊勢参りに抜け出してしまうという・・・
それは、伊勢神宮参拝という大義名分によって
奉公人の亭主も怒るに怒れない
当時の風潮を利用した思い切った手段だったそうなのです
(さすが~! 笑💦)
各地には関所があり、通行手形が欠かせなかったのに
お伊勢参り目的なら
なんと例外~!
時には、妻が夫に告げずにお伊勢参り
(そっ、それは心配しますよねぇ💦)
時には、子供が親の許しを待たずにお伊勢参り
(たっ、たいへん心配しますよねぇ💦)
それでも
伊勢神宮に祀られているのは何と言っても総祖先
天照大御神✨✨✨さま
お守りやお札などを持ち帰れば
おとがめなしだったそうなのです
伊勢路の旅の道中では
たとえ満足な旅費を持っていなくても
御蔭参り柄杓があれば大丈夫✨
出典:「伊勢神宮」 神宮司庁編・著
沿道筋に住む人たちから施しを受けることが出来
だから、おかげさまで・・・御蔭参り、お陰詣でと云われたそう
そして、宿や粥や
柄杓に施行を与えた人たちは
その善行によって徳を積むことが出来る
そう考えられていたそうです。 ←それって素晴らし過ぎます😂
そして津々浦々から人々が参宮しますから
流行や粋なファッションチェックとか
様々な情報交換の場でもあったとか
そんな江戸時代の大人気 お伊勢参りブーム
その最後は (1867年頃)
江戸幕府から明治政府という
国の体制が大きく変わる不安定な時
・・・なんでも神宮のお札が天から降ってきた(?)
という噂が発端となって巻き起こった
「ええじゃないか」
だそうです
(諸説あるそうですが)
出典:「伊勢神宮」 神宮司庁編・著
息苦しくて、やりきれない・・・
人のせいにしても
世の中のせいにしても
結局なぁんにも始まらない
そうそう結局
そういう自分のせい
自分次第だったりする 笑笑
いつの世も
生きていれば不安に駆られる時
そんな悶々する時も
あるものですよね
思い切って出掛けてしまおう!
飛行機に乗って海を渡らなくたって
ここにある
そこに行けば、気持ちが晴れるよ何とかなる
ちょっと休んで心の軸を整えて深呼吸
大きな懐に抱かれるようなお社
日本にはそんな素晴らしい場所がある
2000年もの悠久の歴史
昔も今もブレない変わらない
日本人ひとりひとりの心のよりどころ
それが 伊勢神宮 なのだと思います。
「 ねぇねぇ!お伊勢参りに行こうよ。 」
ワイワイ集う楽しみや
外出さえも控える事が多くなったこの一年でした
でもおかげさま✨
何やかんや今年もこうして無事に半分です
感謝♡
6月も終わろうとしている大祓の区切り
おっとを誘い出し
お伊勢参りに行ってきました。
おかげさま
おかげさま
「御蔭参り」ええじゃないか~!
(*^_^*)
つづく・・・