芸術の秋…アトリエKではこの秋、絵付け経験者の方たちに向けて、新しいテクニックやスキルアップのレッスンをいくつかご提案させていただいておりますが、今日は前回のマカロン・ローズ、パール&タッセルに続く第二弾、和モダンなお茶セットの特別レッスンを行いました。
こちらはラスター、ぺンワークの技法を習得して頂くレッスンとなっておりますが、このクラスになんといつもポートレートのレッスンでご指導いただいている、松村和江先生がお越しになりました。
先生は本も何冊も出版されてらっしゃいますが、私が先生からご指導いただくきっかけとなった本はこちら。
先生が描く貴婦人、天使はとにかく気品と優しさにあふれています
なかでも裸婦は本当に美しい…
陶磁器の絵付けの世界では、裸婦を描かれる先生はあまりいらっしゃらないと思うのですが、この裸婦を観て、この気品と艶やかさが陶磁器の透明感ととてもマッチしていると思い、すぐに先生の講座に入らせていただきました。
絵付け歴十数年といったベテランの方ばかりのクラスで(一応私も同じ程度のキャリアはあったのですが)、サンアートのお仲間同士も多いということで、若干の不安はありましたが、とにかくあの裸婦が描いてみたいという衝動を止めることはできませんでした。
あれから数年…まさか先生が私の教室にお越しいただくことになるとは思いませんでしたが、大先生であられながら、気取らない、フランクな先生で、今回このような素敵な時間をもつことができました。
先生と一緒にレッスンにいらした方も、皆様大ベテランの姉弟子で、とにかくお上手な方ばかりですがやはり気取らず変なプライドもなく、とても和やかに楽しくレッスンを進めることができました。
実るほど頭を垂れる稲穂かな…優れた人ほど謙虚と言いますが、まさに皆さまそんな感じで、笑い声が絶えない中での楽しいレッスンでした。
今回制作する作品はこちら
サンアートのカタログにも掲載され、こちらでもご紹介したことがあったと思います。
レッスン用に用意した下図など
当然のことながら皆さまとてもお上手で、テクニックの話題も情報交換会のような形となりました。
我が家にある美術書にも大変関心をしめされ、眼の付けどころがさすが…!と思いました。
先生が"習うって楽しいわね…!"と、少女のように眼を輝かせながらおっしゃっていたのですが、私も先生のように、いくつになっても柔軟でたおやかな心を持った、素敵マダムになりたいと思いました。