【徹底解説】店頭・通販でカエルを買う時の注意点
ヤフオク!は両生類通販のメッカである。
レアな固体をゲットするなら、是非とも利用したいところだ。
ここではカエルの販売について語ろうと思う。
生き物の通販の倫理性について語るつもりはない。
通販だろうが対面だろうが、イヌだろうがカエルだろうが、生き物の売買に差はないし、「買う人」がいるから「売る人」がいる。
誰も彼らを非難する権利はない。
基本的に人間は利己的な生き物である。
さて、カエルを買うなら通販をオススメしたい。
店頭販売と比べ、種類が多くレア固体がいる。
検索で理想の固体をヒットさせられるので時短になるのだ。
レア固体を求め、中野や高円寺、さいたま新都心、東川口まで行くのはそれはそれで楽しいが、少々時代遅れと言わざるを得ない。
店頭の場合は移動時間と交通費がネックとなるし、「爬虫類が好きなだけで人が嫌いな店員」はコミュ障が多く接客が悪い。
勿論、素晴らしい接客をする店員はいるだろうが、来店する前にGoogleのクチコミはチェックしたいところだ。
星5つは身内が投稿している可能性が高いので、星1つをチェックすること。クチコミは新規順で見ることだ。
交通費を叩いてはるばる来たのに嫌な思いはしたくない。
ここからの解説は主にヒキガエルを買う時のポイントだが、他のカエルにも共通する部分が多々あるだろう。
【店頭で買う時の注意点】
★店頭で買う場合は、エサと性別は聞いておきたい。
人工飼料に餌付いているかどうかで飼育の難易度が変わってくる。
コオロギやデュビアは単価が高い上に維持が大変だ。
出来れば人工飼料が望ましい。
★カエルの場合、性別不明が多いので、「普段鳴くかどうか」は聞いておこう。
カエルの鳴き声は騒音問題へ発展する可能性がある。
★ケージの清潔感、臭い、死体がないか
ある程度の臭いは仕方ないが、たまにケージ内でカエルがひっくり返って死んでいることがある。
当然、そのようなショップは即刻退店だ!
★傷付いたカエルは買わないこと
「私が助けてあげたい」と思い買う客はいるだろうが、傷物は死ぬ可能性が高いのでやめておこう。
【通販で買う時の注意点】
基本的にリサーチしていてバチッときた個体を買えば良いだろう。
運命の出会いは必ずある。
生体は一点物なので今を逃すと二度と買えない。
ここぞと言う時は500円や1,000円の差を惜しんではいけない。
いくつか注意点を挙げていこう。
★上に挙げた注意点(エサや鳴き声)は取引前に必ず聞くこと。
それから通販特有の実物を確認できない弊害からくる注意点を挙げる。
★出品個体が画像の個体かどうか
"参考個体"をサムネイルにしている出品者は多い。
説明文に「画像の個体を送ります」と書かれているかチェックすること。
★"鬼美"や"フルレッド"等と色を強調して書かれている個体
色は変わる。
大人になるにつれて地味になることが多い。
更に繁殖期は色が鮮やかになるし、脱皮直後は綺麗に見える。
模様部分の色は変わらないが、メイン部分は変わっていく。
▲百聞は一見にしかず、画像の八塩くんは"フルレッド"として売られていた個体だ。
勿論、私はブラウンになる可能性も視野に入れていたので、別に構わない。
過去に赤味が増した個体も居たので、こればかりは経験が物を言う。
色の変化も楽しめるが、ある程度の地味な変化は覚悟しておくこと。
出品者が画像加工している可能性もある。
明度や彩度を極端に上げていると、背景のキッチンペーパーが白飛びしているので分かる。
赤い部分だけ更に赤くすることも可能なので完全には見抜けないが、カエルの背景の色合いに不自然さがないかどうかは確認しよう。
タイトルには極赤と書かれていても、画像の個体がオレンジ色の場合がある。
ナガレヒキガエルに多いが、詐欺かどうか微妙なラインである。
個人の主観によるからだ。
そのようなカエルがいた場合、出品者に「どこが赤いんですか?オレンジに見えますけど」と質問したくなる。
★写真の質が悪い
プラケに入れたままのカエルを暗い部屋で撮影している、カエルを手に持って腹の部分だけ写している、写真が少ない等。
「売る気あるのか??」
写真がいい加減な出品者は素人が多く嫌な思いする可能性が高い。
また、背中部分を写さない、腹部分を写さない等、どちらか一方的な角度しか撮影していないカエルも注意が必要だ。
何かを隠している可能性がある。
良い写真は、適度に明るく、全角度から撮影されている。
写真に力を入れている出品者はモチベーションが高いのだ。
★無駄に高い固体
平凡なカエルが無駄に高い場合がある。
10,000円超え等。
そのくせ写真は平凡以下、説明文も適当。
この場合、出品者はそもそも売る気はあまりない。
「売れたらラッキー」程度にしか考えていない。
ヤフオク!は再出品システムが優秀で楽なのだ。
再出品が3回まで自動で行える上、自動値下げにも対応している。
「地味に見えるけどレアなのかな??」と勘違いしないように。
適当な出品者が出している固体がレアなわけがない。
「買うんじゃないよ」
【その他のポイント】
★送料について
生体の通販は客側が送料負担することが多い。
それが普通なのでケチらないようにしよう。
★死着保証について
無いことが多い。
客側の詐欺も多いし、どのような状態で死んだか分からないので当然だ。
カエルは寒さには耐えるが暑さには弱い。
発送前後の天気予報はチェックするべきだ。
因みに私は死着の経験はゼロだ。
★飼いきれなくなったら
絞めるかショップに売ろう。
決して逃がしてはいけない。
「生き物の面倒は最後まで見るべき」と言う人がいる。
それは正論だが、どうしても飼えなくなることがある。
正論だけで世の中が回れば苦労しない、自分がその立場になれば分かる。
ショップ側は喜んで買い取ってくれるだろう。
そしてまた新しい飼い主に買われていく。
三者が幸せになれるので私は絞めるくらいなら買い取って(引き取って)貰った方が良いと考える。
絞めて他のペットのエサにする方法もある。
その場合は冷凍して静かに絞めよう。
★採集地を聞いても良い
自分が飼育している固体がどこのカエルか知っておくのは良いと思う。
聞く時は「採集するつもりはなくて、どこのコか知りたい」と言おう。
以上である。
ペット業界の意義について語るつもりはないが、カエルの飼育はとても面白い。
間違いなく人生を豊かにしてくれるだろう。
どのような固体が来ても、愛情を持って飼育して欲しい。
はるばるやって来てくれたのだから。
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