初心者向けのイエアメガエル飼育方法【魅力から注意点まで幅広く】 | 爬虫類ブレイク

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初心者向けのイエアメガエル飼育方法

我が家のヤンチャ坊主、イエアメガエルのブルちゃん。

性格は自由奔放、食いしん坊、ベタ慣れの三拍子。

飼育を始めて3ヶ月以上経過して、分かってきたことを書いていこう。

 

同じくペットフロッグとして人気のヒキガエルとの比較もしていく。

 

 イエアメガエルの飼育環境

それでは、順に解説していく。

ブルちゃんは現在6cm程度の大きさである。

(自分の個体と比べて読んで欲しい)

★たった3ヶ月でも結構成長したので、かなり速く大きくなると思われる。

 

ケージ

メンテナンスのしやすさを考慮してプラスチックケースである。

※幅31cm・奥行き20cm・高さ23cm

 

他のサイトを見るとグラステラリウム3045を勧めているが、そのケージは相当重い。

一度設置したら二度と動かす気力が湧かないほどだ。

ブルちゃんはまだ6cm程度なので、プラケで充分である。

 

ヒキガエルは結構な確率で水入れの中にフンをする。

故にメンテナンスは楽な部類だ。

しかし、イエアメは樹上棲のカエルなので壁にへばり付いていることが多い。

つまり、フンはケージの壁にベットリと付くことが多い。

これがカピカピに乾くと、掃除の時に苦労するのだ。

 

フンのリスクを考えると、ケージはメンテがしやすい軽いものが良いだろう。

ブルちゃんが今以上に大きくなると手狭になってくるが、現段階ではこの環境がベストだ。

皆さんも最初から大きいケージを購入するのでは無く、プラケから始める心の余裕を持とう。

イエアメの成長は早いので、段階に応じてケージも変えるべきである。

 

水入れ

他のサイトでは溺死のリスクを避けるために浅めの水入れを推奨しているが、我が家では深めのタッパーを利用している。

※幅13cm・奥行き13cm・高さ8cm

本当に小さいベビーなら分かるが、6cm程度のカエルが溺死することはあり得ない。

カエルは泳ぐし吸盤も付いているので溺れるわけがない。

 

溺死のリスクは、イエアメよりヒキガエルの方が高いと言える。

もともとトロく重いヒキガエルはいとも簡単に溺れるだろう。

特にエサをやった翌日、風船みたいに膨らんで怠そうにしている状態のヒキガエルは危険である。

その点、身軽で運動能力が高いイエアメは大丈夫だ。

 

大きい水入れにしている理由は下記の2つ。

  1. 水の汚染を遅らせるため
  2. フン害のリスクを減らすため
順番に解説していこう。
 
単純に1は水量を多くして、水を汚れにくくしている。
2は水入れの面積を増やして、フンが水入れの中に入る確率を上げている。
また、水入れに高さがあるのでイエアメがへばり付いている姿をよく見掛ける。
へばり付いたままフンをするイエアメの習性を利用して、水入れをトイレにして貰おうという計画だ。

 

床材

圧倒的にキッチンペーパー推奨。

安い、軽い、廃棄が楽の三拍子。

 

ソイルや土はケージが汚れる上に重い。

虫が湧くかもしれないし、廃棄が面倒だ。

土を捨ててはいけない自治体も存在するのだ。

 

特に初心者はキッチンペーパーにしておこう。

 

登り木(流木)

オリンピックにて700円程度で購入した流木。

設置して1週間くらいは警戒して乗らなかったが、現在では画像の通りだ。

 

樹上棲カエルを飼育したくてウキウキしている読者の皆さんに水を差すようで心が痛むが、登り木は必須では無い。

木が無いなら壁にへばり付いているからだ。

私も最初の2ヶ月は登り木無しで飼育していた。

 

しかし、登り木が無いと壁にへばり付いて寝ている姿しか見掛けないので、飼育していて退屈である。

登り木があると、活発に動き回る姿を見ることが出来る。

 

ここで注意点が1つ。

登り木は成るべくツルツルした物が良いだろう。

ザラザラ、デコボコしているとフンがへばり付いて取れなくなる。

レオパは決まった場所にフンをするが、イエアメは所構わず排泄するのでメンテが大変だ。

水洗いしやすい登り木を選ぼう。

ぶっちゃけると、登れれば木である必要は無い。

 

エサ

人工飼料一択。

特別なこだわりが無い限り餌昆虫を与える必要は無い。

レオパブレンドフード、トカゲブレンドフード、フロッグステープルフード、レプトミン・・何でも食べるだろう。

生き餌しか食べない個体も慣れさせれば人工飼料を食べるようになる。

 

 

生き餌を与えるケースは、飼育個体数が多くて人工飼料より餌昆虫を繁殖させる方が安い、ピンセットで餌を与える時間が無くセルフで食べて欲しい・・等だろう。

 

 イエアメガエルのメンテナンス

それでは、メンテについて解説していく。

 

エサやり

人工飼料を週に2回ほど与える。

イエアメはヒキガエルよりも貪欲なので太りやすいカエルだ。

成長期なら週に2回与えても良いが、成長が止まったら1回で良いだろう。

 

個体を大きくしたいエゴで限界以上に太らせるのは止めよう。

糖尿病患者まっしぐら、虐待になってしまう。

人間だってメタボにならないように気を付けているのだから。

カエル変死の原因にエサのやり過ぎが挙げられる。

 

★人工飼料を適量与えていけば、すくすく育ってくれるから大丈夫だ。

 

イエアメはヒキガエルより貪欲で、短絡的(あほw)であるように思う。

自分より小さいものには辺り構わず食い付く傾向にある。

カエルはその傾向が強いが、イエアメは特に顕著だ。

多頭飼育の際は気を付けよう。

翌日、1匹減っていた・・と言うことになりかねない。

 

水換え

水入れの水換えは毎日でも良いくらいだ。

水汚染で発症する赤足病は怖い病気だ。

発覚した時には手遅れで、あっという間に死ぬケースが多い。

しかし、社会人だと忙しいので、毎日は無理だともう。

 

週に1回~2回の水換えで良いだろう。

水は水道水で構わない。

水入れの中で排泄したら、すぐに換えてあげよう。

 

床材の交換

キッチンペーパーなら、週に1~2回交換しよう。

コンスタントに交換するためにキッチンペーパーを選定しているのだ。

水換えの際にキッチンペーパーも替える等、効率よくメンテをしよう。

 

温度

カエルは高温が得意では無く、適温は25度程度だろうが、30度を超える夏でも体調を崩すことは無かった。

25度~30度程度なら問題ないだろう。

冬の場合、10度を切らなければ堪えられるとは思う。

私は人が過ごせる程度の室温であれば、加温することは無い。

 

集合住宅で飼う際の注意点

キュートで飼いやすいイエアメだが、たった1つだけリスクがある。

それは「鳴き声」である。

サイズが6cm以下でも鳴き声はかなり大きい。

 

『グワッグワッグワッ・・!』と断続的に鳴き続ける。

ケージを風呂場に移動させても、一晩中ライトを当て続けても、うるさいし鳴き止むことはない。

隣人からクレームが来る可能性は充分ある。

 

運命的なガチャ要素で、手元に来てある程度成長するまで性別が分からないことが多いので、対処が難しい。

購入する前に性別を聞くしかないが、出品者、店側も明確に回答しないことが多い。

 

 鳴き声で飼えなくなったらどうするか

私は飼い主が精神的に追い詰められるまで、ペットを飼育する必要は無いと考える。

どれだけ綺麗事を並べようと、生き物の飼育は人間の趣味でありエゴである。

飼い主の都合をねじ曲げてまで飼い続ける必要は無い。

飼い主がストレスを抱えると、ペットも幸せにはならないのだ。

 

マンションを追い出されてまで買い続ける必要は無い。

 

ショップに買い取って貰う

幸い生体の買取り・引取りをしているショップは沢山ある。

ネガティブな感情で飼い続けるより、プロに買い取って貰い、次の飼い主へ貰われた方がペットも幸せだ。

 

「最後まで責任を持て」と言う意見は勿論正しいが、現実そうはいかないケースが多い。

無責任だからペットを手放すのでは無い。

 

そもそも需要と供給がありペット業界は成り立っている。

「売る人」がいるから「買える」のである。

片方だけを否定することは出来ない。

売ることを否定する人は買うべきでは無いし、飼うべきでも無い。

 

動物園や水族館も同じである。

賛否両論ある難しいテーマだが、個人の趣味ブログなのでご容赦いただきたい。

 

知人に譲る

爬虫類仲間がいる場合は譲ろう。

また、実家で飼育出来るならお願いしても良いだろう。

 

絞める

たまに見掛けるのが、手放すくらいなら殺せという発言。

私は絞めるくらいなら、ショップに引き取って貰えば?と思う。

ショップの売り上げになるし、それを欲しい飼い主がいて、ペットも生き続けられるのだから。

 

絞めて別の個体のエサにする方がまだ健全である。

これは生き物系YouTuberの方々もやっていると思う。

 

【まとめ】イエアメガエルの魅力

イエアメガエルは人に慣れやすく、飼いやすい。

アマガエルより大きく存在感がある。

カエル飼育入門編に適しているだろう。

 

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