世間は師走。コロナだろうが仕事は大忙しだ。
気温は下がり、暖突でもケージ内温度が20℃付近まで落ちてしまったので、断熱材を挟み、毛布を掛けた。
これだけで、温度は上がるので試していただきたい。
写真はグラステラリウム3030。中にいるのはガーゴイルゲッコーのアルボルちゃんだ。
我が家に来てそろそろ一年経つが、大したトラブルはない。
何度か噛まれた(噛ませた)が、かなり痛いので気を付けた方が良い。
一度、脱皮不全になり、皮が分厚くなったが、次の脱皮で綺麗に戻った。
私は基本的にシェルターは否定派である。シェルターに籠もられると、人に慣れないし、籠もり癖が付くとアグレッシブに動き回る姿も見られない。我が家のヒキガエルが無駄に元気なのは、シェルターを設置していないからだと思っている。単純に引き籠もる場所が無いのだから。
しかし、それも個体によるものだと学んだ例がある。それがガーゴイルゲッコーのアルボルちゃんだ。
アルボルちゃんはレオパより神経質で凶暴な面がある。人に慣れることは無く、常にウェットシェルターに引き籠もる生活が一ヶ月以上続いた。シェルターの撤去を考えたが、ウェットシェルターは湿度保持のためには必須であった。設置すれば湿度は15~20%は高くなるのである。だが、籠もり癖が付くといつまでも人に慣れない。そこで私はウェットシェルターの入り口を壁側に向けて中に入れないようにした。
そうすることにより、外で動き回る姿を見掛けるようになったし、凶暴性も薄れていったのだが・・。
気が付くと、この白い姿がデフォルトとなっていた。「うしおととら」の白面の者のように白い。
別にこの色合いで体調不良でもないし、餌だって食べる。飼育上は問題は無かった。
迎えた当初は茶色かったが、その時も、茶色であったり白であったり、コロコロと体色が変化していた。
しかし、ここ最近、気が付くとずっと白い。見慣れすぎて、白いことに違和感を覚えることも無かったのだが、あることをきっかけに「ずっと白い」ことに気が付いた。
それは、前述した脱皮不全を機に、ウェットシェルターの向きを変えて、中に入れるようにしたことによる。
ウェットシェルターの中は、水滴で床材のキッチンペーパーがびしょ濡れになる程、湿度が高い。奴が中に籠もっていた時期は脱皮不全知らずだったのだ。ガーゴの脱皮不全後のアフターケアはヘビやカエルより面倒だったので、最近は凶暴性も消えてきたこともあり、ウェットシェルターに籠もれるようにしたのだが・・。
すると、このように濃い茶色がデフォルトとなった。
「あれ、何か最近茶色いな」と気が付き、そして、これまでは「ずっと白かった」ことに気が付いたのである。
「そう言えば、最初は茶色かったなぁ」と思い出したのだ。
白か茶色か、どちらが良いかは分からないが、私はこの色合いの方が好きだ。
霞んだお化けのような色よりも、濃い色の方が存在感がある。
シェルターに籠もれないストレスで色が白かったのか、湿度不足で白かったのかは定かでは無い。もしかしたら両方かもしれない。
どちらにせよ、コイツにはウェットシェルターが必要だと言うことだ。
また、私のような怠惰な飼い主で、毎日霧吹きをしていられない方々にもウェットシェルターは有効である。
ガーゴにおいて湿度保持は最重要事項らしい。
それと、ガーゴイルゲッコーを飼育していて気が付いたことがある。
レオパと比べると愛想が無い。餌をねだることもしない。口元へゲルを持って行かないと食べないし、満腹になった瞬間、ゲルを踏み潰して跳躍する。壁や服に飛びつかれると、ゲルで汚れる。当然のことながら表情も無い。レオパやカエル、カメにはまだ感情のような揺らぎを感じるが、ガーゴはまるでコミュニケーション不可のロボットのようなのだ。全く可愛げが無い。
そこで私は思った。
「ああ、こいつは人には慣れないな」と。
ウェットシェルターに引き籠もり、たまに外に出てくる生活が、こいつには合っていたのである。
勿論、シェルターを撤去することにより、明らかに凶暴性は無くなったので、それはそれで無駄では無かったのだが、脱皮不全が潮時だったのだろう。
最近、あまりアルボルちゃんの姿を見掛けないが、メンテの時に確認すると、健康そうな濃い色合いを維持できているので、それで良いのだろう。まあ、私は昼行性、奴は夜行性、完全にすれ違いの生活なので、会わないのかもしれない。
お互いに干渉しない、それで良いのだ、多分。それが長続きするコツなのだ。
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