ニホンヒキガエルの冬将軍、ミヤコヒキガエルのマグマ、ヤマヒキガエルの蘇芳(スオウ)は、最近同居を始めたナガレヒキガエルの勇魚(イサナ)について、話していた。
冬将軍「なぁなぁ、アイツどんな感じや?」
蘇芳「ナガレの勇魚はんのこと?」
マグマ「美人やけど、オバハンやな~」
3匹は、上で陰口を聞いている勇魚の存在に気が付いていない。
勇魚「・・・(オバハン?)」
蘇芳「アラフォーか?」
マグマ「アラフィフやろ~、バツイチちゃう?」
冬将軍「・・・(んん?)」
冬将軍だけが、聞き耳を立ている勇魚の存在に気が付いた。
マグマ「うっひゃっひゃ」
勇魚「・・・(アラフィフ?)」
楽天的なマグマは、純粋な少年のように、ケロケロ笑っている。
その刹那、勇魚の体が宙を舞い、マグマへ強烈な一撃を繰り出した。
ガツーン!!
マグマ「うわぁぁぁ!!」
勇魚「誰がババァや!?」
鬼の形相の勇魚が、マグマを突き飛ばした。
蘇芳「まあまあ、落ち着け」
冬将軍「悪気はあらへん」
激高した勇魚の様子に臆病者のマグマは後ずさりし、2匹の間に蘇芳と冬将軍が入った。
勇魚「アズマの兄ちゃん、邪魔せんといて!」
蘇芳「俺のオカンはナガレやで」
冬将軍「・・・(わし、知らん)」
勇魚と蘇芳が対峙し、緊張感が高まっていく。
2匹の戦闘力は互角・・、いや恐らく蘇芳の方が少々上であろう。
冬将軍も腕っ節は強いが、飽きやすい性格のため面倒臭くなり、背を向けてしまった。
体の大きい蘇芳が間に入り、何とかこの場は収まったようだ。
小心者のマグマは、コソコソとケージの隅へ避難していた。
マグマ「・・・(ババァ、おっかねぇ)」
勇魚と言う強力なキャラクターが参入し、ヒキガエル・カルテットは騒々しくなりそうであった。
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