我が家の愛くるしいヒキガエル達の為に、何かケージ内に変化を付けようと考えた。
ケージはグラステラリウム3030である。
ガラス面にエアパッキンタイプの断熱材を貼り、保温している。
上面のメッシュ部分には、パネルタイプの断熱材を置き、冷気が入りこまないようにしている。
床材はキッチンペーパーで、水入れと高台を設置している。
今回は壺の他に、更に高い高台を置いてみた。
プレステラ深型である。
ヒキガエルは高い所が好きなので、喜ぶと思ったのだ。
ケージ上に放置していたカエル共をケージ内へリリース。
ケージ内の変化に、手前にいるミヤコヒキガエルのマグマが取り乱している。
マグマが「なんや、なんや」とせわしなく動き回っている。
その後ろ頭をペシッと叩いてやりたいが、小心者なので止めておこう。
プレステラがテカテカしているので、自分が映っているようだ。
ジーっと自分と見つめ合っている。
しばらくすると、背後から、パチンパチンと何かをはじく音が聞こえ始めた。
振り返ってみると、マグマとヤマヒキガエルの蘇芳がプレステラに向かって舌を伸ばしていた。
映っている自分を餌だと思って舌を伸ばしているのだろう。
つまりヒキガエルは、例えば鏡を目の前に置いても、映っている自分を自分とは認識できないのだろう。
餌だと思ってしまうのだから。
今度、きちんと実験してみようと思う。
サスペンスドラマの再放送を観終わって、生き物部屋に戻ると、新しく設置した高台に、二ホンヒキガエルの冬将軍が乗っていた。
どうやら彼らはこの程度の高さなら、何の問題もなく登れるようだ。
新しい物好きの冬将軍は、早速てっぺんに登っていた。
しばらくしてまた戻ってくると、高台が倒れていた。
軽すぎたようだ。
複数匹が無理に登ろうとしたか、降りるときにバランスを崩したかは分からないが、倒れてしまっていた。
次は、もう少し重いものを設置しよう。