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H+13 ARCHITECTURE & ASSOCIATES

京都在住の週末ケンチクカ、H+13の活動ブログ。
建築とアート、時々水平式クレーン。

永山祐子

スフェラビルに行ってきた。
1/30の模型や映像やモックアップとかもあり、
規模は小さいながら、なかなか良かった。
やはり秀逸なのは、「丘のある家」。
すり鉢状の中庭があるとこによって、
不均質な多様性が生み出されている。

その中で、印象的な文章があった。
大まかにしか覚えていないが、
「映像のように時間軸を超えて、
自由に、断片的に展開したい」と。
大体こんな意味のことだったと思う。

美容室のプロジェクトや京都のヴィトンを見て、
確かに納得できる部分が多々あった。
しかし、丘の家では、むしろ小説に近い気がした。
古川日出男が書く文章のような。
全体の流れが展開し、部分をを作り、
部分が固有のものとなって、また全体にフィードバックする。
部分部分には固有の色があるのだが、
全体は、それを含んだ固有の色がある感じと言えばいいだろうか。
うまく言えないが、たぶん私はそこに鮮やかな色彩を見た。






アクタス

京都文化博物館に行ってきましたが...

アクタスが主催で、フォスター、ヌーベル、ウルキオラ等が
ミラノサローネで発表した新作のお披露目会。

一度、ヌーベルのLESSを見てみたかったので
行ったものの、いまいちでした。
写真で見たより、薄く見えなかったし、
シンプルさに欠けていた。
それなら、石上純也のテーブルの方がいい。
あと、もっと作品があったはずなのに削られてたっぽい。

タダだったからいいものの。
東京のスパイラルでやった方はよさげだったのになぁ~








すずききいつ

「江戸琳派 抱一と其一の絆」を細見美術館で見てきました。
久しぶりに細見美術館に行ったがよかったです。
内部→外部→内部となっているので
疲れず展示が見れるし、
閉じてるのに、中庭が縦に広いから、
空間がこまごましていない。
ただその分展示の面積が少ない気はするが...

今回は展示を見に行ったんですが、
有名な抱一よりは、其一さん方がよかったですね~
「月に葛図」とか「朴に尾長鳥図」とか。
余白の使い方と色の選び方がうまく、
控えめで、優しい絵でした。
なんか本を買おうと思ったんですけど、
結局また伊藤若冲の本を買ってしまいました。




ジャーナリズム

立命館国際平和ミュージアムに行って来ました。
以前ここでバイトしてたことがあり、
ドイツ人と設営の準備していたのが懐かしいです。

泥水をおいしそうに飲む子供や
腕を切断された男が子供にシャツのボタンを
留めてもらっている写真など衝撃的な写真が多く、
自分のいる立場を考えさせられました。
やはり想像力を持って、物事を考えていかねば。

寺社仏閣参りに行ってみました。

浄福寺

浄福寺
綺麗で静寂した境内でした。
門前には、「織屋建て」と呼ばれる町家が並び、
統一された風致を形成していました。
また、中に幼稚園があり、
子供の声が境内に響き渡り、いい感じでした。


大報恩寺

大報恩寺 国宝
京都市内最古の建築。
檜皮葺の屋根が印象的で、
簡素ではあるが、柔美な佇まいです。
内部は内々陣-内陣-外陣という構成。
空間を一人占めでき、有意義な昼下がりでした。


平野神社

平野神社 重文
桜で有名な場所ですが、比翼春日造でも有名。
四殿が二殿づつ連結し、心地よいリズムを生んでいた。
春日大社よりも、プロポーションや佇まいが綺麗で、
こっちが方が好みです。


等持院清漣亭

等持院清漣亭
足利将軍家代々の茶室だったもの。
開放的な開口・二畳台目・上段畳一畳と
珍しいタイプの茶室。
庭の高いとこにあり、
その眺めは、癒しそのものでした。
こんな開放的な茶室もありですね。


妙心寺

妙心寺 重文
時間が間に合わなくて、
法堂と浴室に入れませんでした。
四時前だったのに...
後日リベンジします。
写真は佛殿の外観。
扇垂木が、綺麗で力強かったですね~



miga

この前、京都のスフェラビルに
買い物に行ったら、
宮原夢画の写真展をやってたので、
見てきました。

行った時は知らなかったが、
倖田來未の12連続のCDの写真やこのKATEの写真など
を撮っている人です。
影が濃い、幻想的な写真が印象的です。
HP → http://www.muga.tv/

お寺の写真もあり、
切り取った瞬間、過去の時間をも切り取ったような
深く、もの寂しげな雰囲気でいい感じです。



JIA 東海

「雨」

雨と暮らす。
普通です。いまいちでした。ダメな感じです。
でも一つ感じたことが。
不自由なことって、自由度をあげてくれる。ってこと。
面倒だけど、生活にハリを与えてくれたり、
見えない風景を見せてくれたり。
だって、便利なものって多くの場合下品なものが多いと思う。


紫陽花双鶏図

プライスコレクション 若冲と江戸絵画展に行ってきました。
実はあまり興味がなくて、ほとんど知らなかったんですが...

しかし、度肝を抜かれた。
こころを揺さぶられるとはこのことです。
その場に立ち尽くしてしまいました。
今まで、知らなかった自分が恥ずかしく思えてきました。
この写真は「紫陽花双鶏図」です。
そのほかにも筋目描きを用いた鶴図屏風や
桝目描きを用いた鳥獣花木図屏風など、
多彩な表現の作品があります。
すべての作品に言えることですが、
確かにそこには、歌があります。

これは言葉にできません。
カタログを見ても、何も語ってくれません。
実際に行って見ないことには意味がないです。


日新2

水系都市に暮らす。

さくらみず

私たちはつい思いがちだ。
水道がいつも同じ水を供給していると。
当たり前だが、昨日の水と今日の水はちがう。

水道から一年に数日だけ、さくらの花びらが舞い落ちる。
そこで人々は気づくはずである。
本来の水の姿を。



SD Review 06 大阪展に行ってきた。
思ったより力の入ったプレゼンテーションが少なく感じられた。
しかし、良かった作品もいくつかあった。

・Air hole

自然と向き合うためにマッスなボリュームに空洞を空ける。
それにより、自然を制御しつつ、享受する。
この空洞はアラバスターとエポキシ樹脂により、
透光性があるものになっており、
かつ、断熱性・防水性・軽量化を図っている。
外部環境因子を内部の構成にうまく引き込み、
デザインされている点に素直に共感できた作品である。

・Nuestra casa en Arequipa

「内部の内部が外部であり、それがもう一つの外部と正対している」
この言葉通り、入ると内部空間にボックスが浮遊していて、
そのボックスが外部となっている構成である。
私自身、内部をどこまで外部として虚構化できるのか。
いや外部をどこまで内部として虚構化できるのか。
興味がある。
これは、その一端を示していると感じた。

・取り外された窓、増築した温室…ならば

増改築である。
出窓のような空間をポリカで増築することで、
内部を外部のように扱う。
建築とアートの中間のようでもあるし、
その間をわれ関せずで浮遊しているようにも見える。
「室内がもし外にいるとき感じられる風景になれるとしたら、
 ラフな建築の存在がひとの生活感でよりいっそう
 見えなくなる瞬間なのでは無いかと考える。」
この設計者の言葉に、私はひどく揺さぶられた。