SD Review 06 大阪展に行ってきた。
思ったより力の入ったプレゼンテーションが少なく感じられた。
しかし、良かった作品もいくつかあった。
・Air hole
自然と向き合うためにマッスなボリュームに空洞を空ける。
それにより、自然を制御しつつ、享受する。
この空洞はアラバスターとエポキシ樹脂により、
透光性があるものになっており、
かつ、断熱性・防水性・軽量化を図っている。
外部環境因子を内部の構成にうまく引き込み、
デザインされている点に素直に共感できた作品である。
・Nuestra casa en Arequipa
「内部の内部が外部であり、それがもう一つの外部と正対している」
この言葉通り、入ると内部空間にボックスが浮遊していて、
そのボックスが外部となっている構成である。
私自身、内部をどこまで外部として虚構化できるのか。
いや外部をどこまで内部として虚構化できるのか。
興味がある。
これは、その一端を示していると感じた。
・取り外された窓、増築した温室…ならば
増改築である。
出窓のような空間をポリカで増築することで、
内部を外部のように扱う。
建築とアートの中間のようでもあるし、
その間をわれ関せずで浮遊しているようにも見える。
「室内がもし外にいるとき感じられる風景になれるとしたら、
ラフな建築の存在がひとの生活感でよりいっそう
見えなくなる瞬間なのでは無いかと考える。」
この設計者の言葉に、私はひどく揺さぶられた。