越後妻有 冬のイベント
「“大地の芸術祭”は10年の取り組みを経て第二ステージに立った」ということで、この冬には同芸術祭初めての冬季イベントが開催される。1月~3月に越後妻有2市町760k㎡の広範ななかの各所で、イベント、ワークショップ、探訪ツアーなどが催されるが、そのスケジュールをまとめたリーフレットが出来上がり、配布が始まっている。
そのなかで2月16日、17日には「越後妻有 雪アート・プロジェクト」と題した2日間限定のイベント&ワークショップがある。こちらの会場は中里地区・ミオンなかさと
周辺の信濃川河岸。詳細は後日アップします。
会場: 越後妻有2市町
(新潟県十日町市、津南町)
主催: 大地の芸術祭実行委員会
外山文彦展

会期:12月28日(金)~08年1月18日(金)/元日は休み
会場:エスクィント 2階 ティルームギャラリー 【新潟市東区】
(新潟バイパス海老ヶ瀬インターから車3分 /駐車場完備)
年末年始企画として、2007年制作の平面作品からピックアップしての作品展。上の画像は8月のウィリアムモリス(東京・渋谷)での個展から。同作品のほか12~3点での構成。
※ エスクィントの年末年始
元日は全館お休み。12月30、31日、1月2~3日は館内のうちティルームのみお休みになりますが、1階の“量り売り”の酒店は営業。ギャラリーへの来場もOKです。11:00~18:00
水野竜生展と13代目長兵衛
中越沖地震のためにギャラリー13代目長兵衛は休廊中である。いろいろなところで案ずる声を聞くが、ギャラリー自体の被害はさほどではないものの、周辺事情から完全再オープンに至るにはまだまだ時間がかかりそうだとのこと。
そんなさなか開催された本展は、地元出身作家の復興祈念展ということで、展覧会実行委員会が別途組織されての運営と開催。今回、ギャラリーには地震後初めてはいったことになるが、以前とまったく変わりはないように見えつつも、ごく一部のしっくい壁のはがれなど地震のつめ痕も残っている。
水野さんの作品はあいかわらずエネルギッシュ。『爆発するようなエネルギーを込めた花の絵を中心に、被災地柏崎に元気を与える個展です』とは、DMから抜粋の主催者(実行委員会)の言葉。

中越沖地震復興祈念 水野竜生展
会期:12月8日(土)~16日(日)
会場:ギャラリー13代目長兵衛 【柏崎市】
開催時間:10時~17時
自らに 堀口大學
自らに
雨の日は雨を愛そう
風の日は風を好もう
晴れた日は散歩をしよう
貧しくば心に富もう
大學得意の四行詩であるが、約1600あるといわれる詩の中では主題も技法も正統的で、何の変哲もない詩のように見える。しかしこの詩は戦前の、自由に表現活動ができなかったころの作品で、そうわかって読み直してみれば、当時の大學の思いがそれとなく伝わってくる。‥とは、誌面の解説原稿からの引用。
技法的にも工夫が凝らされていて‥‥と、その解説はこのあとも続くがここでは割愛。この詩を書いた時代、自由に表現活動ができなかったころを、大學は「窒息時代」と呼んでいたそうだ。
MySkip12月号と堀口大學の名前
フリーペーパーMySkip12月号が先週末に発行され、今週にかけて配布がすすめられている。郵送での定期購読者約200名へも今日あたりにはほぼ全部届けられることと思う。
今号では長岡ゆかりの詩人・堀口大學を特集
。長岡で「堀口大學を語る会」を立ち上げた地元研究家の佐藤正二さんに寄稿いただいている。
特徴ある名前なのでその名はよく知られているのだが、実は案外と「知ってるつもり」だったりする。
その名の由来は生まれたときに父親が現役大学生で、しかも東大赤門前の借家に住んでいたからのよう。大學自身、「地理(家が東大の前)と歴史(父がまだ大学に在学中)との二重の意味での天然記念物的な名」だと、後に書いている。

大學入門の最適詩集(今回筆者の佐藤正二さんお奨め)
↓
(かまくら春秋社・刊、1427円)

わるだくみ公演
別にわるだくみしての公演というわけではなく、「わるだくみ」という劇団名。長岡にある。
旗揚げ公演を偶然目にして以降、面白いと思いつつ何回か観に行っていたが、すでに8回になっているとは。
「天体戦士サンレッド 」
日時:12月8日(土)14:00~と19:00~の2回/9日(日)14:00~
会場:長岡リリックホール 第1スタジオ
料金:1,000円(当日200円増)/プレイガイド:リリックホール、市役所売店
原作:くぼたまこと(ヤングガンガン「天体戦士サンレッド」より)
構成・演出:高橋直也(わるだくみ)
キャスト:佐藤正徒、矢島亜矢子、高橋直也、目黒大樹、衣川広志、陶山悠子
・劇団わるだくみHP http://waru.jpn.ch/
Your sweet Songs Live
仕事をしているときには基本的に音楽はかけないのだが、今日は珍しくバックミュージックをかけて。
今年はやたらとあちこちにテクノポップの太田裕美について書きまくった気がするが、このCDは2000~01年のアコースティックライブバージョン。ピアノとギターの小編成、なぜかインディーズ盤である。
近年展開している、伊勢正三らと組んでのアコースティック・ナイト・ライブに一度行きたいと思っているが、近くでの公演がなかったりなんだりとなかなか行けない。
河口恭吾が新しいカバーアルバム
を出したとかで、その中の1曲「渡良瀬橋」がラジオで流れていた。あややも森高もよいとは思うが、この曲が名曲だと知ったのはChaka「I FOUND LOVE」
でのカバーを聴いてから。ボーカルが絶品。河口で思い立ち、久々にCDを取り出して今日のBGMのひとつとなった。
CHAKA「I FOUND LOVE ~アイ・ファウンド・ラヴ 」
佐藤秀治展と木魚と太田裕美
昨日にひきつづき、佐藤秀治展会場
から。
竹が縦横無尽に組まれた作品のなかで駆け回る子どもたち。動くたびに鈴が鳴る。入れ替わり立ち代わり、いろいろな人が来ての反応が面白い。
こちらは、小品コーナーに置かれた「木魚」から、インスタレーション作品をながめてみた。
木魚を見てふと思い出したのが、作品とはまったく関係ないが太田裕美のテクノポップナンバー。木魚をパーカッションがわりに使って、そのリズムでバラードを歌ったという曲がある。
「I do,You do 」というアルバムに収録。このCDはお気に入りだと、ブログ や情報誌コラムに前にも書いたのだが、そういえば、以前みずすまし亭さんがこのCDの詩(山元みき子)をスクラップして短歌に仕立てていたことを思い出した。
こちらもお気に入りだった。思い出しついでにバックナンバーを探しあてたので、その短歌を3つ転載してみる。4つ目が木魚パーカッションの曲「お墓通りあたり」なのだが、こちらは今回自分で仕立ててみた。
葉桜の 恋もさめれば後ろに消える みかん晴れだよ今日も世界は
知らないよ クールにきめてもかぜひくよ パスだよパス、パスしなパス
ねえ早く スキップしようしらんぷりで Pageをめくる空のかなたに
自転車で お墓通りの雨あがり たばこ屋はいつも角にあるね
今日からの佐藤秀治展
今日から開催の佐藤秀治展~「視る」ことのエンパワーメント
。27日から現場制作していたインスタレーション作品
には今朝、最後の「石」がつけくわえられました。日曜までのわずか3日間の開催です。
