佐藤敦子展
新潟市・エスクィント も展示替えを済ませ、昨日から佐藤敦子展~点描画~ が始まっている。
モノクロームでの不思議な世界。「描くテーマについて特に決まったものはないのですが、植物や動物、私の頭の中のイメージを、自分なりの形にして描いています」と作者談。
■12月24日(月・祝)までエスクィントで開催中。 〔会場地図〕
佐藤秀治展 作品を現場制作中
今週末に開催される「佐藤秀治展~「視る」ことのエンパワーメント・SE」 の作品展示作業が昨日始まった。前回の今井美術館での展示 もそうだったが、佐藤さんの作品は「現場制作」なので、私自身の立ち位置は展示作業をするというよりも作家の制作の場に立会うという意味になる。
竹を1本ずつ組んでいくインスタレーション。作家は「“立体構成としての美”を狙ったものではなく、 自然界で蜘蛛が巣をつくるがごとく、現場の空気や時間の中で紡ぐもの」と語る。今日は現場作業はお休みとなるが、続きが明日29日(木)再びおこなわれる。●佐藤秀治展:11月30日(金)、12月1日(土)、2日(日)の週末3日間、長岡市・ギャラリーイーズ にて開催。
野沢和弘講演会
柏崎市内の講演会の案内です。制作中の次号MySkipにも記事が載りますが一足先に。
千葉県では昨年、障害者に対する差別を禁止した条例『障害のある人もない人も暮らしやすい千葉県づくり条例』が日本で初制定されましたが、その研究会の座長・野沢和弘氏を招いての講演です。
TRY-try ふぉーらむ
日時:12月8日(土)午後1時~4時(受付は午後0時半~)
会場:柏崎市産業文化会館 【柏崎市】
参加費:1,500円(学生500円)
講演:野沢和弘「福祉が自分ごとであるために」
主催:NPO法人 トライネット /問い合わせ、参加申込もトライネットまで。
メールは trynet☆kisnet.or.jp(☆をアットマークに)
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●野沢和弘プロフィール
1959年生まれ。毎日新聞社社会部記者として、若者の引きこもり・いじめ・薬害エイズ・障害者虐待などの現場取材のほか、全日本手をつなぐ育成会権利擁護委員長として障害者の人権を守る活動に尽力。現在、毎日新聞社夕刊編集部長。「同時代に生きる人々が、それぞれの違いを認め合い、多様性を楽しむのが、これからの成熟した社会のあり方だ」と語る。
主な著書に『条例のある街―障害のある人もない人も暮らしやすい時代に 』(ぶどう社)、『わかりやすさの本質 (生活人新書) 』(NHK出版)、『なぜ人は虐待するのか』(Sプランニング)。
MySkip 創庫美術館と堀口大學
今回の稿では、かつて新潟にあった創庫美術館をテーマにした。ブログで 先月から何回も取り上げているので、それらを適当に1000字にまとめて‥などと鷹揚にかまえていたのだが、ブログと紙媒体とはやはり勝手が違い、その修正やらなんやらと案外と手間取ってしまった。
創庫美術館は20年前の1987年に誕生したわけだが、そこからさらに20年さかのぼると、奇しくも1967年の「新潟現代美術家集団GUN(ガン)」誕生にあたる。そのGUNは1964年開館の「長岡現代美術館」を契機に当時20代の若者たちが結成したもので、20年後にはその主要メンバーが創庫美術館でこぞって活動を展開させていく‥、というようにそれらが歴史の流れのなかで結びつく。そうした流れは“大地の芸術祭の成功”などといった「現在」にまでつながっており、そんな県内現代アート史的なことも加筆した。
今回の企画特集ページも私の担当であったが、こちらは寄稿をお願いした地元研究家のかたが余裕をもった入稿をしてくれたため、レイアウトも早々終わりすでに校正も完了というスムーズぶり。自分の原稿もこうありたいものである。
その企画ページは、長岡ゆかりの詩人・堀口大學についての特集である。
昔、堀口大學は長岡出身だとばかり思っていた。東京大学前の借家で生まれ2歳のときに長岡に来たわけなので正確にいうと違うが、大學自身、長岡への思いは相当深いものがあり、自ら「私は東京生まれの長岡出身だ」とまで言っていたから、あながち間違いとばかり言えないのかも。
お墓も長岡市内にある。写真はその長興寺から。
佐藤敦子展とイタリア料理教室
会期:11月28日(水)~12月24日(月・祝)
※12月9日(日)は会場で料理教室開催のため、ティルームの営業を休止する時間帯あり。
会場:エスクィント 2階 ティールームギャラリー 【新潟市東区】
(新潟バイパス・海老ヶ瀬インターから車3分、〔地図〕 )ボールペンによる細かい点の集積により表現を展開した絵画作品。今回が初個展となります。
エスクィントでは毎月第4土曜日に、店で販売している食材を使ってのイタリア料理教室を開催していますが、12月は年末のため9日(日)に移動しての開催。今回はクリスマスパーティがテーマで、ランチパーティ風の企画だそうです。
第18回 ミニ・イタリア料理講習会
日時:12月9日(日)午前11時~午後1時半/参加費:2500円
講師:横山しのぶ(イタリア料理研究家)
定員:15名(先着順) 申し込み・問い合わせはエス・クィント まで
佐藤秀治展
会期:11月30日(金)~12月2日(日)/10:00~17:00(最終日16:00まで)
会場:ギャラリー・イーズ 【長岡市】
長岡在住の美術家。竹などの素材を使ったインスタレーション作品など。作家は近年の制作テーマに「“視る”ことのエンパワーメント」と掲げており、今井美術館での昨年度個展にひきつづきシリーズ第2弾となる。
● 昨年10月の今井美術館個展から
↓ (過去ログより)
高速バスの停留所が近くにあるので、新潟方面からは高速バス長岡駅行 の利用も便利(ただし中之島見附インター経由のバスは不可)。
「西長岡案内所」バス停を降りて、道を戻る方向に徒歩5分で左手に見えます。
15周年と風だるま
新潟・文化批評誌 「風だるま」第60号
2007年11月立冬発行
発行: NPO法人 文化現場
【内容】
・小特集「大駱駝艦 」~新潟で初開催された「大駱駝艦」の舞踏公演に関して2氏から寄稿
「新潟砂丘で大駱駝艦に乗り」 敷村良子/「大駱駝艦と私の無為な人生について」 越智敏夫
・連載 新潟に住む心地(第50回)「連載終了の辞」 大倉宏
・連載 キリギリスのティータイム~暮らしの文化考・4「二瓶さんの本棚」
里村洋子
・紀行 「腐った夏」と“ゾウ”のいる島?~ナントへの旅~ 荒川洋子
・紀行 住みたい町ナントの不思議 栃倉幸一
・盆踊 盆踊りの最中、いまさら「文化」なんて言葉を考えてしまったのです
松浦武利
【風だるまの入手法】 フリーペーパーとして主にイベント会場などで配布されているが、表紙に「神出鬼没!?幻のフリーペーパー」とうたわれているように入手困難な場合、あるいは毎号確実に早く欲しいという旨には年会費2000円の「だるまクラブ」にはいるという手もある。郵便振替での送金で入会可能。
●郵便振替口座 00680-1-16316 文化現場
関根哲男展
江口だんご本店で現在「関根哲男展」を開催中。原生シリーズの展観です。
同店は古民家を再生させた店舗で、離れに併設されたギャラリーのほかに喫茶室もあります。
関根哲男展 <原生 1992-2007>
会期:11月2日(金)~29日(木)
会場:ギャラリー宮本
(江口だんご本店 内) 【長岡市】
長岡のフェイクアート美術館とニューヨークの2人展
ギャラリーmu-an の西丸式人展「フェイクアート美術館」 に立ち寄る。マティス、ピカソ、モンドリアン、フェルメール‥といった名作を西丸流パロディで料理したミニチュア作品の数々。ギャラリーのたたずまいも「美術館ふうに」ということで、展示にあわせて少し変えていた模様。
あさって15日は作家の西丸さんが来岡。13時からの散策スケッチ会のほか、作品の解説などにも対応されるとのこと。
左は奥さまのKoharuさんから届いたニューヨークでの作品展の案内。こちらは写真家との2人展。
A Moent in Time
Becomes Eternal
一瞬と永遠の出会い・絵画と写真の2人展
会期:12月5日(水)~12月11日(火) (日曜休み)
会場:The Nippon Gallery 【New York】
絵画:Koharu/写真:MAX FUJISHIMA
●西丸式人さんの著書(過去ログより)