皆様は、「後の雛(のちのひな)」って知っていますか?
「後の雛」は、「大人のひな祭り」とも言われています。
明日は9月9日♪「重陽の節句」です。
9月9日のお節句は、3月3日のひな祭りから半年後になるので
しまっておいたおひな様を一度出して、虫干しのため再び飾るのを、「後の雛」と言います。
重陽の節句の「後の雛」は、雛を飾って長寿や健康を願う風習として江戸時代に広まったと言われています。
おひな様は女の子の幸せを願って飾るにお人形です。
ひな人形が長持ちするように、お節句を機に虫干ししたのですね(^_^)
近年では、この「後の雛」が「大人のひな祭り」と言われるようになりました。
3月3日のひな祭りが子どもの健康と幸せを願うひな祭りなら
9月9日は、大人のため、自分のためにひな祭りをしようということで
「大人のひな祭り」と言われるようになりました。
おひな様って、子供が成長して大人になると、だんだんひな祭りになっても出さなくなってしまうようなのです。
ずっとしまわれっぱないでは、おひな様がかわいそうだから
大人になってもおひな様を飾ってもらえるようにとの願いから「大人のひな祭り」というものが生まれたようです。
「後の雛」も「大人のひな祭り」もひな人形を大切にしようという
優しい気持ちから生まれた風習なんですね♪
3月3日の桃の花に対して、9月9日は菊の花を飾ります。
この花の違いも大人の雰囲気を醸し出して「大人のひな祭り」にぴったりです。
明日は新暦の9月9日ですが、「後の雛」の風習が生まれたころは、旧暦が使われていました。
だから、「大人のひな祭り」は、必ずしも重陽の節句だけとはこだわっていないようです。
新暦の9月9日から旧暦の9月9日になる10月9日までの間
ずっとおひな様を飾っても良いですし、どちらかの重陽の節句に飾っても良いようです。
「後の雛」は「大人のひな祭り」
大人の女性が自分のために、おひな様を飾って健康長寿と幸せを願います。
広く知られたお祭りではないかもしれませんが、素敵なお祭りですよね♪
良かったら皆様も「後の雛」「大人のひな祭り」を祝いませんか?
おひな様と菊の取り合わせも素敵ですよ♪
重陽の節句ですから、菊の花びらを浮かべた菊酒を楽しみながら
大人のお祭りを楽しんでくださいね(^o^)/