野生の難しさ・青バト | プリザーブドフラワー Atelier Orangeraie Blog

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名古屋でプリザーブドフラワーのお教室「アトリエオランジュレ」を主催しております。レッスン、作品、日々の徒然などを気ままに綴っていきます。

  こんばんは、本日レッスン日でしたが、レッスン報告は明日に。
今日はとてもショックな事があったので・・・。


先週の火曜日に、オランジュレ家の庭にカラスとハトがやってきました。
完全にカラスにハトが襲われてて、レッスン前で掃除中だったので、カラスを追い払いました。
ハトはうずくまり、飛べない感じだったのですが、逃げて室外機の裏へ隠れました。


その後レッスン終了まで見に行けず、二時過ぎに見に行ったら、まだうずくまっていたので、そのまま保護しました。
左の羽から血を流し、傷を負ってました。
くちばしも曲がっていて、そして全く羽ばたいても飛べませんでした。
そこからネットで調べまくり、ありとあらゆる獣医さんや、野鳥園、色々なところへ電話して、連れて行って、この一週間懸命にお世話したつもりでした。


でもまず野生のハト、今回は青バトちゃんで、ドバトやキジバトより野性味が強い、お世話が難しいコでした。
絶対に食べてくれません。
ハトの餌がいいとアドバイスいただき、ハトの餌を買いに行き、ネットで木の実を食べると分かり、ドングリ入れたり、よそのお庭からちょっちだけ赤い実を拝借したり、スポーツ飲料飲ませて←水だけは飲んでくれました
ブドウやバナナも試したし、一生懸命したんですが・・・。


どうしても食べてくれず。
強制給餌もしました。
ひな用のアワ玉を食べさせもしましたが。
元々食べる物と違ったからなのか、やり方がまずかったのもあるからでしょう。
朝になると吐いてました。


日曜日にトリの専門医に診てもらおうと、電話しましたが、もう手一杯でどうしても診てあげれません。
週明けてから、予約してくださいと言われ・・・。
その先生から、流動食を食べさせてと教えていただき、パウダーフート゛を買いに行きました。


結果そのパウダーフードで、命を落としちゃいました。
トリに流動食を食べさせるのは、至難の業で、素人では無理なんです。
すごく奥まで入れないといけないのですが、それを素人がやると、内蔵を破る可能性があるので、口の中が手一杯でした。


今朝、あんまり元気がなかったのですが、だからこそ早く食べさせてあげようと思いました。
レッスンが始まったら、二時過ぎまでまた何も食べれなくなっちゃいますから。
でもそれが結果的に命取りになってしまったのです。
結局口の中で餌が詰まってしまい、弱ってからもあるでしょうが、窒息させてしまったことになってしまったと思います。
後悔してもしきれません。


早く、1日でも早く空へ羽ばたいて欲しいとの願いからだったのですが結果的に殺してしまうような形になってしまいました。
申し訳ない気持ちで一杯です。
本当に可哀想な事をしました。


でもどうしてあげるべきだったのか、答えが出ません。
そのままにしても、オランジュレ家の周りにはカラスが異常に沢山いるので、すぐ餌食になるのは一目瞭然でした。
それでもそのまま放置するのがよかったのかもしれません。
それが自然の掟だから。


でも弱ってて怪我してるコを見て見ぬ振り出来なかった。
早く治って欲しかった。
結果こんな事になるなんて・・・。


今回改めて自然の厳しさ、野生の厳しさを教えてもらいました。
可哀想な事をしたこの青バトちゃんのためにも、なにかしないとやりきれない、そんな気持ちです。
名古屋にはトリの専門医がほとんどないです。
見つけた時にはもう手遅れだった今回、次回もしこのようなことがあれば、いの一番に専門医の先生ところへ連れて行くのが一番だと思いました。


弱った者は死んで行く。
これが自然というものですね。
ホントに痛感しました。
人間も一緒ですね。
肝に銘じようと思います。
ホントにごめんね・・・。