本日、大阪シニア大学の春期授業最終日に熱心な生徒様より「東北地方に早池峰神楽と言う物凄く古い能楽の源流があるのですがご存知ですか?」とご質問を頂きました。

実は私が能楽の大成以前や、修験道に興味を抱いたのは“早池峰神楽”がきっかけであったので、何だかとても嬉しくなり、早池峰神楽について色々お話しさせて頂きました。

生徒様は「何故東北にあの様な芸能が伝承されているのですか?」

と仰られたので、

「山伏が伝えたのです」

と話すと

「山伏の活動範囲は近畿圏内だけなのでは?」

と言われたので

「日本に古くから伝わる芸能の殆どは山伏が伝えたのですよ」

とお伝え致しました。

早池峰神楽は大償(おおつぐない)と岳(たけ)の2つの神楽座の総称で、 昭和51年(1976年)5月4日、国の重要無形民俗文化財に指定され、 平成21年(2009年)にユネスコの無形文化遺産に登録されました。 記録資料等は現存していませんが、岳の早池峰神社に文禄4年(1595年)と記された獅子頭があることや、 大償に早池峰山の修験先達をつとめた山陰家から伝えられたという長享2年(1488年)の神楽伝授書があることから、 その時代にはすでに神楽が存在していたことになり、その初源は南北朝時代にまで遡るものと考えられ、 500年以上の伝統をもつ非常に古い神楽であるといわれています。 また、岳妙泉寺(早池峰神社)の開設が正安2年(1300年)と伝えられているほど早池峰山信仰の歴史が古く、 修験山伏が行った祈祷の舞が神楽となったともいわれています。


本公演の趣旨はイシキをノセた“祈り”

山蔭神齋との深いご縁を感じずにはいられませぬ。



公演詳細

https://www.atelier-oga.com

第一回『おがさわら乃會』

2024825日(日)

1600開演(1530開場)

於国立能楽堂


演出:高橋 

監修:大倉 源次郎

  (能楽小鼓大倉流・大鼓大倉流宗家、人間国宝)

芸能協力:沖本幸子(東京大学総合文化研究科教授、

          日本古代中世国文学芸能研究者)

衣装協力:株式会社井筒企画 


出演 : 小笠原 由祠

     小笠原 弘晃

     小笠原 敞彩

   稲葉 明徳

   能村晶人


この度、LINEチケット導入に伴い

オンラインでの座席指定、決済、発券が

可能となりました

更に⚠️ 

🌟オンラインチケット限定🌟

7月中は前売り特別料金です🙌


オンラインチケットサイト

https://atelieroga.icticket.jp/event/seat/r48ou4kl3dwwgwc8g00gooc84wwsgs?openExternalBrowser=1


彌榮 ‼︎