中山七里の『特殊清掃人』読みました(゚∀゚)! | 黒柴恭ちゃんと映画とアトリエ製作の日々

黒柴恭ちゃんと映画とアトリエ製作の日々

2017年11月東京から徳島に電撃移住♫
元気過ぎる黒柴♪右恭(うきょう)の甘えん坊&暴れん坊ぶりを
主に綴っています。
時々、愛する映画のレビューと
自宅アトリエでのバッグ製作にも触れています。
Webショップ《iichi もんてきいだ》にて販売中〜。

数々の作品が映画化、ドラマ化されてる

中山七里

『特殊清掃人』(2022)

ほぼ連ドラを見ている感覚で

おもしろくて一気に読めました。

 

事故物件ごみ屋敷の話が大好きで

実際には過ぎて絶対ムリなんですが

そうなってしまった背景

悲惨な状態をキレイにしていく

プロフェッショナルな仕事ぶりに

ものすごくかれます。

 

事故物件などの特殊清掃を請け負う

《エンドクリーナー》代表の

五百旗頭(いおきべ)は元警視庁の刑事。

従業員の香澄

勤めていた事務機メーカーが倒産

面接にこぎつけた社目の

《エンドクリーナー》の高給

五百旗頭の人柄良さ

入社を決めたのだった。

 

もう一人の従業員・白井

すでに一人で現場されているが

最初に勤めたイベント会社が

コロナ禍で倒産

どの業界も新規採用を渋っていた中

基本給い求人で見つけたのが

《エンドクリーナー》だった。

汚部屋やごみ屋敷の掃除くらいだと

思っていたが、実際従事してみると

『腐乱死体が放置されていた部屋、

血液をはじめとした体液が床一面に浸潤し…

防護服防毒マスク

装着したままの作業は体力り、

現場は体液排泄物の溜まり場で…

絶えず感染症に罹患するリスクが伴う』

 

いくら高給でいい上司だったとしても

とても耐えられる仕事ではない。

結局、香澄も白井も

この仕事がっていたのだ。

 

この人がそれぞれに

人がくなった現場を清掃しながら

一体何があったのかを考察

真相を突き止めていくというストーリー。

本にはつの現場が描かれている。

ぜひとも連ドラにしてほしい。

 

中でもこのくなり方だけは

イヤだと思ったのが

お風呂の追い炊き機能によって

42℃の熱湯かり続けて

シチュー状態になってしまった男性!!!

浴槽の表面はゼリー状真っ黒

それを捕虫網ですくい出し

いっぱいになったバケツを何度も運び出す。

すべての描写が事実に基づいてると思うと

何があってもんだら

すぐに発見してもらいたいと

誰もがそう思うこと間違いなし!

常々いろんな人に生存確認

頼んでおかなければ!

 

ドラマ化するとしたら

(勝手にキャスティングキメてる

元刑事の鋭さと人の死に向き合う繊細さを

持ち合わせた五百旗頭は鈴木亮平かな。

 

どんな現場にもおじけづかず入っていく

鈍感さをもった香澄は伊藤沙莉

 

かつてのバンド仲間の死亡現場から

その無念の思いを明らかにしていく

白井は木戸大聖がいいなあ。