ミニ書斎とロシア語と魔法使いの生姜焼き | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

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2017年4月、私たちの元自宅をリノベーションして「エルスール財団記念館 ~詩とダンスのミュージアム~」をオープンした。夫と私の活動領域である「詩」と「ダンス」に特化したミュージアムだが、コアな愛好家のみなさんに愛されて4年が過ぎた。

 

だが、このミュージアムをオープンすることによって、夫と私は住む家を失った。私はミュージアム近くの賃貸マンションに住みたかったのだが、田舎育ちの夫が猛反対して、空き家となっていた私の実家に住むことになってしまった。

 

この古家、父が趣味で作ったような家だったため、まるで旅館か料亭のような作りだった。つまり、押し入れや戸棚などがほとんどない、住みづらい家。しかも、老朽化して雨漏りもする。(笑)

 

でも、夫の説得に負けて引っ越しした。フランス語講師やフラメンコ教師の仕事に加え、記念館の仕事が私の肩に重くのしかかり、段ボールもあけられない日々が続いた。一方夫の方は、記念館に書斎をそっくり残したままの引っ越しなので、衣類や食器などの段ボールを開けるだけで済んだ。

 

(いいなあ。)

 

詩人の夫は、真っ先に書斎を確保した。元茶室だった部屋だ。でも住まいとして使えるスペースは合計で2DKしかない家なので――他は荷物置き場と雨漏りがひどい部屋――、私は書斎もなく、4年間ダイニングテーブルですべての仕事をこなしてきた。

 

でも昨日、母親の寝室だったスペースに小さな机と椅子を持ち込み、ついに私の書斎が完成! 洋服ダンスやハンガーラックに囲まれた2畳弱のスペースだが、嬉しくて飛び上がりそうになった。夫も「けっこういいじゃない」と、笑う。

 

 

 

 

 

 

これで、現在進行中の5つのイベント/公演の企画がじっくり練れるし、昨日から始めたロシア語の通信講座――夏期集中講座受講後、無理のない通信講座を受講することに決めた――の勉強もできる。

 

さて昨日の夕飯は、2日間の模様替えで疲れた体を、「魔法使い(=夫)」の豚肉の生姜焼きが癒してくれた。

 

枝豆。冷ややっこ、オクラとおかかを乗せて。「ブルックリンラガー」とともに。

 

 

 

 

 

 

豚肉の生姜焼き、千切りキャベツ添え。味噌汁(じゃがいも、にんじん、玉ねぎ)。赤ワインとともに。

 

 

 

 

 

 

一手間も二手間もかけた最高の生姜焼き、おいしかったです。ごちそうさまでした!