鍼灸治療開始と国立「カーサ・ディ・カミーノ」のイタリアンディナー | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

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大怪我が続き、10年以上のブランクを経て区切りとしての引退公演を昨年10月に開催した私だが、その公演当日の出番直前に楽屋での「事故」で骨折してしまい、本番はなんとか踊ったものの年末まで2ヶ月ほど治療に専念した。そして骨折は治ったが、休んでいる間に体のあちこちに不調が生じてしまった。まさしく踏んだり蹴ったりである。

 

たぶん、フラメンコの踊り手なら長年にわたる肉体酷使で先々私のようになる可能性は高いので、治療のヒントをちょっとだけ公開させていただく。

 

膝の靭帯断裂・損傷は、その道の専門家を頼るべき。私は左膝を痛め、東京のスポーツ整形外科2ヶ所で診ていただき、治療とリハビリを続けていたが、まったく改善しなかった。それが、サード・オピニオンで京都のK病院のH先生に診ていただいてから急激に回復。元通りとは言えないまでも、再び踊れるようになった。

 

昨年の肋骨の骨折。近所の整形外科で診ていただき、「1~2ヶ月安静にしていれば治りますよ」と言われ、お薬や湿布を出していただいた。でも回復が遅いので、思い切ってアスリートが怪我のさい行う酸素カプセル治療を受けることにした。「高齢」「アスリートではない」ことから、訪ねあてた病院でいったんは断られたが――酸素カプセル治療は20代のアスリートが行うケースが多い――、先生を説得して治療を受け、3回の治療で回復した。結論、酸素カプセル治療は中高年のフラメンコダンサーにも効果があるみたい。

 

右足のしびれと右膝の激痛。これが3週間ほど前突如現れた症状だった。骨折による安静期間を終えてフラメンコに復帰したところ、フラメンコどころか、歩くたびに激痛を感じ日常生活にも支障をきたすようになってしまった。近所の整形外科ではどうにもならず、かかりつけの整骨院でも「気長に治しましょう」ということになった。でも私には時間もないし、早く治したい。そこで、鍼灸治療を思いついた。エルスール財団のスタッフの一人、新体操の専門家Aさんの、「練習中の怪我で、おんぶされて泣きながら鍼灸院に連れて行かれた選手が、帰りはピンピンして歩いて戻ってきたこともあるくらいですから、鍼灸治療はお勧めです」という言葉が後押ししてくれた。

 

ネットで見つけた某鍼灸院にメールを送ったところ、すぐに院長先生からていねいなお返事をいただき、早速昨日から治療開始。国立のO鍼灸院のO先生だ。

 

問診の後、治療開始。腰から膝にかけて鍼を打っていただいたところ、症状が35パーセントぐらい軽くなって驚いた。先生のお話では、「この症状だと1週間に一度とか、2週間に一度とか、悠長なことは言っていられないでしょう? 来週来られるだけ来て、まず症状を100%近く軽くしてから、先のことは考えましょう」ということになった。

 

(ありがとうございます!)

 

治療が終わると5時半を回っていた。そこで、新宿のカルチャーセンターでの講義の後、中央線沿線での用事を終えた夫と待ち合わせ、国立で夕食を食べることにした。うかがったのは、隠れ家的イタリアンレストラン「カーサ・ディ・カミーノ」。ディナーはコースのみの提供だったので、一番量の少ないコース(3000円)を選んだ。

 

生ビールで乾杯。夫の後ろの壁にはイタリアンの名シェフ、落合務氏のサイン、そして落合氏のサインが入った調理着がかけられていた。

 

 

 

 

 

(こちらのお店のシェフは、落合シェフのお弟子さんだったのかしら?)

 

前菜。鶏のトマトソース煮込み、舞茸のフリット、ハムを乗せて。赤ワイン「バルバレスコ」とともに。

 

 

 

 

 

 

メイン。豚肉のソテー。

 

 

 

 

 

パスタ。シェフがイタリアでの修業時代にもっとも感動したというローマ風カルボナーラ。これは、シェフの気合が感じられる素晴らしいものだった。

 

 

 

 

 

コーヒー。フィナンシエ。

 

 

 

 

 

おいしかったです。ごちそうさまでした!