目黒「タミルナドゥ」でカレーを手食する | 野村眞里子のブログ <オラ・デル・テ>

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お盆休みもUターンラッシュを迎えた。

 

今年はガブリエルの体調不良もあって、旅行に行くこともできなかったが――毎年草津の国際音楽祭で一泊旅行するのが、夫と私の唯一の夏休みでした――、インド旅行をした気分になろうということで、昨日は今年3月にオープンしたばかりの南インド料理店「タミルナドゥ」にうかがった。

 

井の頭線とJR山手線を乗り継いで目黒駅へ。かつてバレエ教室に通ったり、録音スタジオでレコーディングしたり……と、思い出のたくさんある目黒だが、駅前の変貌ぶりはすごかった。

 

(そういえば、目黒雅叙園も結婚式場からホテルへと「リブランド」したと聞く。)

 

目黒通りを大鳥神社方面に下る。昔ながらのアーケード街――昭和だ!――が残っていたのには、少しほっとした。

 

目黒新橋を渡ってすぐの信号を斜め左に曲がり、柳通へ。伝説のラブホテル「目黒エンペラー」を左手に見ながらまっすぐ進むと、間もなく目的地「タミルナドゥ」が見えてきた。おしゃれな外観だ。駅から7~8分ぐらい。

 

 

 

 

 

広く清潔な店内。壁には大きな布とインドの神ガネーシャの像があった。

 

 

 

 

 

まずはインドビール「タージマハール」で乾杯。突き出しもまさにインドの味! そしてインドの赤ワインも。

 

 

 

 

 

 

 

今回の目的は本格カレーを手食することだったので、迷わずフルコースを注文した。

 

 

 

 

 

待つこと20分ぐらい。まずバナナの皮がテーブルに置かれた。オーナーの方がバナナの皮の上下を――裏表ではなく――説明してくださった。

 

 

 

 

 

次にインド人スタッフが、説明しながら次々に料理を並べてくださった。壮観だ!

 

 

 

 

 

 

周りを見回しても、だれも手食をしている人はいない。お店の方も手食の作法を教えてくださらない。でも、夫も私もかつてシンガポールのインド街で食べた時のことを思い出して食べ始めた。すなわち、右手の親指、人差し指、中指の3本を使い、人差し指と中指に乗せたカレーを親指ではじくようにして押し出して食べる。

 

 

 

 

 

周りの方たちは見て見ぬふりだ。(笑)

 

こうして、夫は完食。私はほんの少しライスとカレーを残してしまった。ごめんなさい!

 

チャイのサービスもあった。高い位置からチャイを入れるパフォーマンス付きだ。

 

 

 

 

 

 

食後は、オーナーやマダムと懇談。インドの北と南の調理法の違いで盛り上がった。「自己流の手食ですみません!」と言う私たちに、「間違っていませんでしたよ」と言っていただき、少しほっとする。

 

「まだインドにいらっしゃったことはないんですか? ガネーシャ様のお導きで、近々きっとインドにいらっしゃれますよ」と、オーナー。楽しみだ。

 

おいしかったです。ごちそうさまでした!