「ぼく、お月さまとはなしたよ」
作/フランクアッシュ
訳/山口文生
子グマの純粋な心に触れることができます。
子グマはお月さまとお話したくてずっと話しかけます。
でも答えてくれなくて、
少しでもちかづこうと山に登ります。
そして、
「こんばんは」
「こんばんは」
「誕生日いつですか?」
「誕生日いつですか?」
「ぼくの誕生日は明日です」
「ぼくの誕生日は明日です」
…そう!
大人ならすぐにわかります。
本当は「こだま」なのです。
だけど、子グマは最後までそれを信じ続けて、
お月様といろんなお話をします。
それがとってもかわいいです。
子どもに読んであげるとき、
いつか自分で「こだまだったんだ」と
気がつくまで教えないでいるのもいいかもですね。