こんにちは、アトリエ10moeの中村です。
先日、お伺いした聖蹟プライムケアコートでの一コマ。
スタッフさんが、Mさんに、「どの色になさいますか?」と聞かれています。
Mさんが指をさして答えていらっしゃいます。
わたしのパステル画は、誰にでも簡単に描くことができるのが特徴です。
みなさんの描かれた絵を、ご覧になられた方から、「お上手ですね」いうお言葉を頂戴します。
一方で、「ホントに簡単に描けるんですか」というお言葉もあります。
でも、それが描けてしまうんです。
だけど、「描けますよ」と答えると、かえって疑い深いお顔をされることも、しばしばです。
画題や、手順は同じでも、みなさん自分の個性を持っておられます。
1枚も同じ絵に仕上がることはありません。
世界でひとつだけのオリジナルの絵です。
ご入居なさっておられる方々は、日頃の生活において、スタッフさんの支援を受けながら、過ごしていらっしゃることも事実です。
パステル画も、スタッフさんの手助けなしでは、出来上がりません。
スタッフさんが、型紙を押さえたり、パステルを削ったり。
けれど、ご自分の指で、ご自分の選んだ色を、ご自分で塗る。
これが大切で、ここだけは、誰もお手伝いできません。
だから、本物の絵になります。
だから、その人らしさが出ます。
そこには、上手とか下手とかいうものはなく、達成感とあたたかな空気が漂っているだけなのです。
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