関東平野ぐらい大雑把に平らな場所が住みやすい | 境目研究家@ありさん。

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【今日の良い言葉 1345 (249)】
 
 
おはようございます。
今日もいつもの倉敷からの配信です。
 
 
長期休暇の2日目。
充実のお休みを楽しんでいます。
木曜日あたり六甲の保養所に
カミさんと出かける予定です。

A5の神戸牛ステーキ、
今から楽しみです。
 
 
それでは、今日の良い言葉。
今日も
柴村恵美子[著] 『斎藤一人の不思議な魅力論』
からのお話をシェアいたします。
 
 
昨日のやなさまのコメントに
氣をよくして今日も長めのお話のシェアです。
この本のなかで一番お気に入りの話です。


まだFacebook投稿が500文字制限で
あった際から投稿をしていますが、
隔世の感を感じますね。
よい時代になったものです。
 
 
では、今日一日
愛と光と忍耐で
喜びに満ちた日となりますよう
お祈り申し上げます。
 
 
コメント楽しみにしております。
 
 
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関東平野ぐらい大雑把に
平らな場所が住みやすい
 
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以前、私の会社のあるスタッフが、
一人さんに、
「人間の器って何ですか?」
って訊ねたことがあります。
 
 
そのときの一人さんの答えが
次に紹介する話です。
 
 
完璧っていうのがあるんだよ。
だけど、完璧を期すと、
人間の器が小さくなっちゃう。
 
 
たとえば、この部屋は平らだよね。
だけど、もっと平らに、完璧に平らに、
ってすると、タイル一枚だって
平らにするのは大変なんだよね。
 
 
すると、完璧を期せば期すほど、
部屋が小さくなる。
そうすると、
人を入れられない器量になっちゃう。
 
 
ひどいのになると、
自分までも入られなくなって
自殺する人もいるんだよ。
 
 
平らっていうのはどういうことかというと、
関東平野を思い出せばいいんだよ。
 
 
関東平野っていうのは、
大雑把に平らなんだよ。
 
 
関東平野のなかには、
上野の山もあれば、谷もある。
だけど、大雑把に平らだから、
そこで人が暮らしていけるんだ。
 
 
要は広々としていればいいんだよ。
 
 
あんまり完璧を期しちゃうと、
自分も苦しいし、人も苦しくなっちゃう。
 

あのね、
たいていの人は自分を磨くんだよね。
生きているといろんな角が出てくる。
その角を削って、
いい形にしようとするんだよ。
 
 
角があると刺さるでしょ。で、
相手に刺さったり、傷つけたりするから、
っていうんで、角を削ろうとするの。
 
 
でも、日本地図を見てごらん。
たとえば、下北半島って鎌の形を
しているよね。
俺、あそこの先端に行くんだけど、
あそこに刺さって死んだ人って
見たことないの。
 
 
何をいいたいか、って、大きくなるの。
ちっちゃいものを磨くより、
大きくなれば刺さらないんだよね。
 
 
で、器ってなんですかっていうと、
大きく、大きくしていけばいいの。
 
 
大きくしていったとき、自分の部下に、
「みんな、
 いい意見があったらいってみてよ」
っていうと、いろんな意見が出たり
するじゃない。
 
 
で、いい意見が出たら、
それを取り入れよう、
ってすればいいんだよ。
取り入れた意見も、自分に出た意見も
同じなんだから。
 
 
だって、キミが、
もっといいアイデア出てこないかな、
って想念したからこそ
出てきた知恵だから。
だから、部下の口を通じて、
キミのところに来たんだよ。
みんなもそう思えばいいんだよ。
 
 
いい考えを呼び寄せた魂はひとつだ、
って。
 
 
それを狭い考えでいくから、
「あいつにはいい意見が出て、
 何で自分には出ないんだ」
ってことになる。
 
 
それで、器の大きい人間っていうのは、
社長とかに、いいアイデアだね、
って誉められたときに、
「あれは自分の部下の○○
 のものなんです。彼は優秀ですよ」
っていう。これが大きい器。
 
 
それから、それをやって失敗したときに、
「実はあいつが・・・・」
っていっちゃいけない。
 
 
「最終責任者の私がやったんです」
そういう男に人はついてくる。
 
 
男氣っていうけれど、
これは男も女もないの。
 
 
この人の生きざまがかっこいいな、
っていう”かっこよさ”が男女を問わず
あるんだよね。
 
 
それに人はついてくるの。
 
 
人生意氣に感ずる。
だれだって意氣に感じて生きて
いたいんだよ。
 
 
だけど、意氣に感じてくれさせる人が
いなかったら、
どこに意氣を感じていいかが
わからないんだよ。
 
 
意氣に感じなくても人はついてくるよ。
自分が食っていかなきゃなんないから。
でもそれは双方がつらいから止そうよ。
 
 
人間って能力だけじゃないよ。
 
 
上杉謙信って、
何万もの軍隊をもっていたけど、
あの人が一番強かったわけじゃないの。
 
 
その下にいくらでも豪傑がいたんだよ。
その豪傑が頭が上がらないのは
何でですか、っていうと、器量なんだよ。
 
 
猛将の下に弱兵なし、っていって、
強い隊長の下には弱いヤツなんかいない。
 
 
何をいいたいのかっていうと・・・・。
強いのはわかった。
ウチの軍隊は強いんだっていったとき、
強いからこそ、自分は強いんだから、
部下の手柄までとる必要はないんだ。
 
 
上に立つ人間ってというのは、
腕が立つ、知恵が立つじゃ
誰もついてこない。
 
 
最終的には器量、魅力なの。
これがあると人間がついてきちゃう。
 
 
私、将棋をやるとね、
いつも負けちゃうの。
 
 
なぜ負けるかというと、
私は大将だと思っているから、
王将がいつも前に出て行っちゃう。
それで、討ち取られるんだよ。
 
 
だけど、将棋に勝ったからって
実線じゃ使えないよ。
大将が隠れてて、
周りを部下に囲まれてって、
そんな大将には誰もついていかない。
 
 
大将が先陣を切っていけば、
部下は大将を殺すわけにはいかないから、
みんなついてくる。
だから勝てるんだよ。
 
 
だから、先頭を切るの。
 
 
一番弾が当たるところへ行けば、
部下もついてくる。
それで、弾には当たらないんだ。
 
 
突撃する前はもの陰に隠れているでしょ。
それで、突撃!っていったときに
一斉(いっせい)に行くんだよ。
 
 
怖がって後から行くから
弾に当たっちゃうんだよ。
 
 
何でか、って、
敵もいつ来るかわからないから
見張っているんだけど、氣がゆるむの。
 
 
で、突撃って、なったとき、
何人か行った後で何秒か遅れて撃つに
決まっているんだよ。
だから、
臆病者は弾が当たるようになっている。
 
 
弾は誰にでも当たるわけじゃないの。
当たらないヤツには当たらないの。
 
 
もし、当たったとしたら、
それが寿命なの。
 
 
寿命が来るまでは死なない。
危険なところに行ったからって
死ぬわけじゃないの。
 
 
死ぬのは寿命が来たとき。
だから、寿命が来るまで死なない。
 
 
命の問題はそうやって考える。
それで、先へ、先へと行くんだよ。
 
 
(柴村恵美子[著] 『斎藤一人の不思議な魅力論』 PHP研究所)
 
 

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