自ら価値ありと認める | 境目研究家@ありさん。

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世の中色々な境目があります。成功する人しない人、うどんの関東ダシと関西ダシ、氣になる境目研究します。

【今日の良い言葉 1346 (250)】
 
 
おはようございます。
今日もいつもの倉敷からの配信です。
 
 
今週は古典を読んで心の栄養を
取りたいと思います。
朝から読書の時間です。
 

それでは、今日の良い言葉。
昨日楽しみにしている雑誌『致知』の
最新刊が届いていました。
今回も氣づきの話が満載です。
 
 
今日の良い言葉は致知10月号に、
先日配信した『黄金律』のお話が
載っていましたので縁を感じて
シェアすることと致しました。
お楽しみ下さいませ。
 
 
では、今日一日
愛と光と忍耐で
喜びに満ちた日となりますよう
お祈り申し上げます。
 
 
コメント楽しみにしております。
 
 
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自ら価値ありと認める
 
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――「成功哲学」で足達さんが
    最も強調している点は
    どんなところにありますか。
 
 
【足達】
やはり成功の定義ですね。
これだけでも、大きな氣づきを
得られる方も多いと思いますよ。
 
 
「成功とは、他人の権利を尊重し、
 社会正義に反することなく、
 自ら価値ありと認めた目標を、
 黄金律に従って一つひとつ
 実現していく過程である」。
 
 
ヒルは成功とは過程である
と言っているんですよ。
つまり何かを目指していれば
それだけで成功に一歩近づけると。
 
 
――目指すものを持つことが
   大事であるというわけですね。
 

【足達】
ただしそのためには
価値ある目標を持つことですね。
それも人様から見て立派だ
と思われるようなものではなく、
 
 
あくまで
「自ら価値ありと認めた」
ものであることが大事です。
 
 
例えばある研修に
参加されていた経営者の方に、
あなたの会社をどうしたいのか
とお聞きすると、
売り上げを上げたい
という言葉が返ってきました。
 
 
そこで私は
なぜ売り上げを上げたいのかと、
さらに深く入っていくんですよ。
 
 
そうすると、最後には
「ここで働く社員に
 喜んでほしいんだよね」
とポツリと言われましてね。
 
 
そこで私はこう言ったんです、
「そこをきちんと扱っていきましょう」
って。
 
 
――それが「自ら価値ありと認めた」
   ものに通ずると。
 
 
【足達】
なぜそのように目標を明確にするか
というと、
自分が目指すものが何なのか
はっきり分からなければ、
何が制限になっているのか
分からないからなんですよ。
 
 
反対に目標に向かって動けば、
自ずと克服すべき課題が見えてくる。
 
 
私はそのプロセスにこそ
各人の成長があり、
それが成功に繋がる鍵だと
思っています。
   
 

――ちなみに「黄金律」というのは
   何を意味しているのですか。
  
 
【足達】
 これは
「自分がしてほしいと思うことは、
 何よりもまず他人に
 そうしてあげること」 という意味で、
 
 
 端的に言えば
「相手のために何かをやること」
 なんです。
 
 
私の体験でお話しさせていただくと、
それはセミナーや勉強会を
開催し始めたすぐの頃です。
 
 
そこに来られるのは、
ほとんどが中小の経営者で、
会社のこと、従業員の生活を守ろうと
必死な方ばかり。
 
 
対する私といえば20代の若造でしか
ありませんでした。
 
 
――プレッシャーは相当のもの
   だったのではありませんか。
 
 
【足達】
私は講師として
お客様に馬鹿にされないようにと
必死に背伸びをしてやっていたのですが、
そうやっているうちは
反応が全然よくありませんでした。
 
 
でもある時氣づいたんですね。
背伸びなんかしたってしょうがないし、
これは勝ち負けではない。
 
 
目の前にいるこの人に
自分は何ができるか、
それだけを答えようと。
 
 
それからですね、
あちこちから声を
掛けられるようになったのは。
 
 
ですからヒルを伝えることを通じて、
私も学ぶことができました。
 
 
足達大和 (NLP-JAPANラーニング・センター トレーニングスペシャリスト)
 
 

(月刊『致知』2015年10月号 特集「先哲遺訓」より)