朝を大事にする(その一) | 境目研究家@ありさん。

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世の中色々な境目があります。成功する人しない人、うどんの関東ダシと関西ダシ、氣になる境目研究します。

【今日の良い言葉 723 (357)】

おはようございます。

今日も倉敷からの配信です。

休日の日も同じ時間に起き、
読書をし、Facebookに投稿、
そして朝RUN。

いいリズムを刻んでいるときは、
それを継続することが
フローに乗り続ける秘訣かと
存じます。

今日の良い言葉は、
枡野俊明 [著]『心配事の9割は起こらない』
より、時間の大切さ、
特に朝の大切さのお話しを
シェア致します。

お楽しみ下さいませ。

それでは今日も一日、
愛と光と忍耐で
喜びに満ちた日となりますよう
お祈り申し上げます。

コメント楽しみにしております。
 

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朝を大事にする(その一)

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【心に余裕をつくる一番の方法】

時間を使え、
時間に使われるな、
という話をしたいと思います。

心身ともに健全で、
しかも溌剌(はつらつ)と生きるためには、
生活のリズムを崩さないことが大切です。

起きる時間も床につく時間も、
その日その日でバラバラというのでは、
いい体調は保てませんし、
心だって疲れてきます。

しかも、
人間はだらけようと思えば、
いくらでもだらけられる。

怠惰に流れれば、
際限なく流れてしまうから始末が悪い。

どこかで歯止めをかける必要があります。

自分の中に、生活のリズムを保つための
「ルール」をつくったらいかがでしょう。

注目すべきは朝です。

朝を大事にする。

私はそのことを声を大にして
提案したいと思っています。

朝を大事にするというルールで、
もっともキモになるのは
「毎朝、一定の早い時間に起きる」
ということです。

早く起きれば朝の時間帯に
余裕が生まれます。

みなさんの中には、
ギリギリまで眠っていて、
あわてていれたコーヒーを
グッとひと飲みし、
カップを流し台に放り出して、
脱兎(だっと)のごとく最寄りの駅に・・・・
といった朝を繰り返している人が
いませんか?

一日のスタートがそれでは、
その日の流れは推して知るべしです。

最初から時間に追われ
氣が急いでいますから、
心に余裕がない。

そして、忘れものをすることもあれば、
仕事でミスを犯す可能性だって
大きいでしょう。

次の禅の言葉を
しっかりと噛みしめて下さい。

「汝(なんじ)は十二時に使われ、
 老僧は十二時を使いたり」

中国唐末に生きた
趙州従諗(じょうしゅうじゅうしん)禅師
のもので、
おまえは時間に使われているが、
私は時間を使いきっているぞ、
という意味です。

時間を主体的に使うことの大切さ
をいったものですが、
あわただしい”ドタバタ劇”から
一日をはじめる様は、
まさにその正反対です。

時間に使われ、
時間に振り回される姿そのものです。

早起きをして、
部屋の空氣を入れ換え、
季節ごとに変わる戸外(窓外)の
景色を見ながら、
大きく深呼吸をする。

それだけでもう血流がよくなって
活力がみなぎってきます。

風が運んでくれる
小鳥のさえずりや木々の葉の色の変化に
氣づいて、感性が刺激され、
磨かれることにもなるでしょう。

ゆったりと食事のあとの
お茶やコーヒーを味わっているうちに、
朝の清々しさが体にも心にも
取り込まれます。

同時に「よし、今日も一日がんばるぞ!」
という意欲が湧いてきます。

なんと、”贅沢”な朝だと思いませんか?

これぞ、時間を使いきっている姿です。

そこから始まる一日も、また、
推して知るべし。

充実した時間が次から次に
連なっていくことになるのです。
 
 
(枡野俊明 [著]『心配事の9割は起こらない』 三笠書房)
 

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