朝を大事にする(その二) | 境目研究家@ありさん。

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世の中色々な境目があります。成功する人しない人、うどんの関東ダシと関西ダシ、氣になる境目研究します。

【今日の良い言葉 724 (358)】

おはようございます。

今日も倉敷からの配信です。

今日から今年の〆の週の
始まりですね。

キッチリと来年に繋がる
仕事納めをして参りましょう。

早速今日の良い言葉は昨日の続き、
枡野俊明 [著]『心配事の9割は起こらない』
より、朝の大切さのお話のシェアです。

枡野さんは定年後のお話しをしてらっしゃいますが、
休日の過ごし方についても
同じことが言えると思います。

この週末から大型連休に入る方も
多いかと存じますが、
いつもの朝早起きの習慣は
崩さないようにして参りましょう。

それでは今日も一日、
愛と光と忍耐で
喜びに満ちた日となりますよう
お祈り申し上げます。

コメント楽しみにしております。
 

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朝を大事にする(その二)

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繰り返しますが、
一日二四時間を主体的に使いきる
カギは朝にあります。

この朝を大事にするルールは、
とくに定年を迎えて以降の人に
実践していただきたい、
と私は思っています。

定年は人生の大きな節目であり、
生き方の転機にもなります。

それだけに心して向き合わないと、
困ったことにもなります。

それまで仕事に打ち込んでいたらいただけ、
心がしぼみ、氣力が萎える、
といったことになりやすいのです。

その典型的な例が、
定年を迎えて一氣に老け込んでしまう人。

かつての勇猛な企業戦士が、
なんとも哀れな”ぬれ落ち葉”
に変貌するというケースは、
決して珍しくはありません。

朝は適当に起きたいときに起きる。
ときにはゴロゴロと昼まで惰眠をむさぼる。
日がなすることもなく、
たいして興味もないテレビ番組を
流しっぱなしにして、
見るともなく見ている・・・・。

ぬれ落ち葉である自分を
受け入れてしまったら、
生活のリズムはそんなものに
なりかねないのです。

そして、余計な不安や悩み、
心配事にとらわれ始めるのです。

仕事に定年はあっても、
人生に定年はありません。

そのときいただいている命を
丁寧に生きてこその人生です。

やはり、カギは朝にあります。

現役時代と同じように、いや、
それ以上に朝を大切にする意識をもって
一日を始める。

すると、氣力にも、体力にも溢れた
毎日が送れるようになります。

氣持ちを新たにして、
なにか仕事を探してみよう、
地域のボランティア活動に
参加してみよう、
現役時代にできなかった
趣味に打ち込もう・・・・。

必ず、そういうことになります。

料理の腕を磨いて
ときどき家族にランチをふるまう、
ということだって、
すてきな定年後の生き方ではありませんか?

朝を大事にするという、
たったひとつのルールが、
「ああ、きょうも一日なすこともなし」
という心の閉塞感を吹き飛ばし、
「いま」「ここ」を全力で生きている
実感でいっぱいの豊かな時間をもたらします。
 
 
枡野俊明 [著]『心配事の9割は起こらない』 三笠書房)


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