アトリエスリーシックスでは、月1で「工房かのん」さんの利用者さん向けにアート教室を開催しています。
そして、毎年「釧路市障がい者芸術作品展」に出展しており、今回は、2019年度の作品展の様子(一部)や、それに向けての取り組みを紹介したいと思います。
細やかで繊細な作品たちや、ダイナミックな作品などさまざまでした。
アトリエスリーシックス(工房かのんさん)では、フィンガーペイントの作品を出展しました。
以下は、作品ができあがるまでの様子です。
まずは、実際の出展用作品に取り掛かる前に練習を行いました。
フィンガーペイントは、造形遊びの代表的なものですが、感触などを楽しむために、従来は小麦粉などを混ぜて行っていました。しかし、それでは作品としての保存が難しいと言うことが難点でした。
そこで、小麦粉の代わりに「時間がたつと固まる」特性を持った木工用接着剤を使用することで、作品としての保存が可能になりました。さらに、乾燥することで透明になるので、時間経過による変化を楽しむこともできます。
この日は、小さな作品をたくさんつくってお終いです。
これだけでも十分きれいですね!
そして後日、全員で大きな作品の制作に取り掛かりました。
この時点では、まだ接着剤が乾いていないので、色が少し白っぽい感じですね。
手指で絵の具の感触や、色の混ざりを感じながら、思い思いに色を重ね、描いていきます。
写真はありませんが、お気に入りの箇所をそれぞれ選び、切り出しました。
そして、それらをパッチワーク状に貼り合わせ、いよいよ額装です!
マットは手切りです。
完成!!
記事:タカハシユリ