19日、京都競馬場(京都府京都市伏見区葭島渡場島町)11Rでで行われた第34回マイルチャンピオンシップ(GⅠ)は、道中は後方に構えたM.デムーロ騎手騎乗の4番人気ペルシアンナイト(牡3、JRA栗東・池江泰寿厩舎)が、直線で脚を伸ばして、中団追走から一旦は抜け出したR.ムーア騎手騎乗の2番人気エアスピネル(牡4、JRA栗東・笹田和秀厩舎)をゴール寸前で捕らえ、これにハナ差をつけ優勝しました。勝ちタイムは1分33秒8(稍重)でした。
さらに1/2馬身差の3着に福永祐一騎手騎乗の7番人気サングレーザー(牡3、JRA栗東・浅見秀一厩舎)が入りました。なお、C.ルメール騎手騎乗の1番人気イスラボニータ(牡6、JRA美浦・栗田博憲厩舎)は5着、C.デムーロ騎手騎乗の3番人気レッドファルクス(牡6、JRA美浦・尾関知人厩舎)は8着に終わりました。
勝ったペルシアンナイトは、父ハービンジャー、母オリエントチャーム、その父サンデーサイレンスという血統です。古馬との激戦を制し、念願のGⅠ初制覇を果たしました。3歳馬によるマイルチャンピオンシップ制覇は、2000年(平成12年)のアグネスデジタル以来、17年ぶり(※)です。鞍上のM.デムーロ騎手は今年GⅠ・6勝目で、武豊騎手らが達成している年間GⅠ最多勝記録に並びました。また、同騎手は今春のオークスからGⅠで10戦続けて3着以内に入っています。
※2001年から3歳馬の斤量が1キロ増えていました。