4月18日.23日目.


今日は病院の下見に車で行きました.その帰りぼーっとして運転していたら,2本くらい曲がる通りをすぎてしまったらしく,そのままフリーウェイに.「まじですか」と思いながらもどうしようもないのでそのまま突入しました.思いがけず高速初体験です.1kmおきぐらいに出口があるのですぐにおりましたが,ちょっと焦りました.


しかもインター付近が少しがらの悪い地区だったらしく,ヒスパニック系の男の人たちがそのへんでたむろしてました.午前11時くらいですよ.その地区を抜けるとすぐにおしゃれな店が並ぶ地区にでるのですから,いかに危ない地区とそうでない地区がはっきりしているかがわかります.


それから気を取り直して,中華系のスーパー99 Ranch Marketに行きました.前回も紹介しましたが,このスーパーにはさまざまな食材が売っていて,豚の血とか脳みそも売っています.どう調理すればいいのかわかりませんが,レクター博士ならおいしく調理してくれるのでしょう.


今日は餃子の材料を買いました.水餃子専用の皮なのでおいしいかと思いましたが普通でした.やはり皮は自分でつくるのが一番ですが,面倒くさいんですよね.とりあえずこちらでも餃子を作れることはわかったので良しとします.



4月17日.22日目.


The Oliver E. Williamson Seminarに参加しました.今日の発表者はFiona Murray (MIT Sloan School), "Learning to Live with Patents: Assessing the Dynamic Adaption to the Law by the Scientific Community,"でした.


タイトルを見たとき,ばりばり経済学系の議論でわからないだろうなと思っていたのですが,発表がクリアで英語も聞きやすく(イギリス英語のせい?), 着眼点もおもしろかったので,けっこう楽しめました.かなり賢い方だと思いました.


特許が科学の発展に対してどのような影響を及ぼしているのか,という問いを設定し,その影響は時間の流れによって変化するはずである,という想定をたててモデルつくり,実証分析をしています.ある発見が特許で守られてしまうと,はじめのうちは特許がマイナスに働いて関連する研究が行われにくくなるけれども,その後,科学者コミュニティのプレイヤーがその発見を使いやすいように特許を修正したりするので,だんだんと関連する研究が行われるようになる,というダイナミックなモデルを展開していました.


法律はかっちりした制度ではなく,ある程度,プレイヤーによって操作可能な柔軟なものである,という現実的な想定をもとに議論を進めているので,聞いていて研究のアイディアも思いつきやすく,ひじょうにおもしろい発表でした.特許系統の議論でもいろいろおもしろい研究があるのだと知ることができ,大変勉強になりました.


豚肉と玉ねぎとトマトのソテー,白ワイン酢で味付け.白菜と豆腐とトマトのスープ.豚肉に火が入りすぎて少し硬くなってしまった.スープはあっさりしすぎたので,ベーコンをいれればよかった.

豚肉とたまねぎとトマトのソテー


*英語そら耳

"first of all"がどうしても「フェスティバル!」に聞こえる.逆に,「フェスティバル!」といえば,それっぽい"first of all"になる.



4月17日.22日目.


今日はお昼にマーケティングの世界では有名人のProf. Aakerの講演がありました.MBAの学生向けの講演で,ランチを食べながら,気楽なお話をしましょう,という感じでした.途中で同じくHaasで先生をしている娘さんが登場し,親子漫談を繰り広げていました.


そのあと,組織論系のワークショップに参加して,Prof. Tina Dacin (Queen's University), "Traditions as Institutionalized Practice: Implications for De-Institutionalization,"を聞きました.この題名の論文は,The SAGE Handbook of Organizational Institutionalism(2008) に掲載されています.


Texas A&M Universityの伝統行事であるBonfire(http://en.wikipedia.org/wiki/Aggie_Bonfire )を事例として,ある伝統が危機に直面した際に,周囲の人々がどのように対応し,伝統はどのように維持もしくは消失していくのかについて議論しています.


Bonfireという大きな木組みを組んで燃やす,という行事は20世紀初頭から行われてきたのですが,1999年に木組みを組んでいる途中に木材が倒れ10数人が亡くなる,という事故が起こりました.その際に,中止を求める声が起こってくるわけですが,大学OBを中心に伝統を維持しようとする勢力が強く,最終的には,大学による管理を強くすることを条件にBonfireは継続されていくことになりました(それまでは学生とOBによって指揮され,大学側は基本的には関与していなかった).


論文にはもう少しいろいろ書いてあると思うのですが,どのような伝統で,どのようなプレイヤーがそろっていると,危機が生じたときでも修正されながらも存続するのか,また消滅するのか,というところが説明されていると議論が展開しやすくなるかなと思いました.そういえば,H大学には「池落ち」という伝統(?)がありましたが,いまではすっかりなくなってしまったのでしょうか.


Prof. Dacinはひじょうにきさくで,明るい方でした.

ちなみにProf. Dacinと共著論文を書いているProf. Pozner(http://www.haas.berkeley.edu/faculty/pozner.html )がHaasにいます.来週のOBIR WorkshopではHaasの大学院生が発表し,その次がいよいよProf. Elsbachの登場です.