ど~も、鼻にシリコンを入れて高くしたいA.Taruです。

 

  バッテン(X)で、豆腐にシリコーン樹脂が入っていると騒いでいる人がいて、

 

 たくさんの人が、そのことに突っ込みを入れていました。シリコンと勘違いかな?

 

 

 まだまだ、たくさんの自然大好きな人が食品添加物について誤解しているんですね。

 

 シリコンとシリコーンの違いが良く解らないようで・・・

 

 

 では、その違いについて

 

 シリコーン (Silicone):
   シリコーンは有機ケイ素化合物であり、柔軟性や耐熱性に優れています。
   ケイ素と酸素からなるシロキサン結合(≡Si-O-Si≡)を骨格とし、そのケイ素(Si)に

   メチル基(-CH3)を主体とする有機基が結合したポリマーの総称です。
   シリコーンは天然には存在せず、人工的に作られます。

 

 シリコン (Silicon):
   シリコンはケイ素の英語名で、元素記号はSiとなります。
   天然の地殻中に大量に存在する物質で、地球上で酸素に次いで多く存在します。
   通常、酸素との化合物である二酸化ケイ素(シリカ)の形で存在し、砂の

   主成分である石英(水晶)はシリカでできています。
   ケイ素は半導体材料にも使われ、原料の珪石を還元、精錬させて純度を高めたもので、

   暗灰色をした金属です。
 

 名前は似ていますが全く違う物質です。

 

 シリコーンは有機ケイ素化合物で、柔軟性や耐熱性に優れています。

 

 

 このシリコーンを液状にしたもの(シリコーンオイル)を、消泡剤として

 

 飲食物にも使用します。

 

     

 

  豆腐をつくる過程は

 

   精選・洗浄:大豆を選別し、水洗いします。

   浸漬(しんせき):大豆を水に漬けてふやかします。

   加熱:大豆を加熱します。(この時にシリコーン樹脂を使用。)


   搾り:加熱した大豆を布で包み、水分を絞ります。

   にがり混合:豆乳に凝固剤(にがり)を加えて凝固させます。

   型出し:凝固した豆腐を型に盛り込み、成型します。

   カット:成型した豆腐を所定の大きさにカットします。

   水さらし:カットした豆腐を水でさらし、余分な成分を洗い流します。

   包装:最後に豆腐を包装して出荷されます。

 

  となりますが、


 

    豆腐を作るとき、大豆を煮ると大量の泡が出てきます。

 

    泡が残ったまま豆腐を作ると味が悪く日持ちもしないので、

    泡を消さなくてはいけません。

 

    手作業で泡を取り除く方法もありますが大変な作業なので、

    泡を消すために消泡剤が使われることがあります。

 

    消泡剤は加工助剤なので、最終的には食品の中に成分はほとんど残りません。

 

    また、少量取ったとしても体の中には吸収されずウンチとして排出されます。

 

 ということです。

 

 ちなみに、他の食品での使用例として

 

   業務用食用油・ジャム・アイスクリーム・ゼリー・羊羹・ジュース・杏仁豆腐など

 

 たくさんあります。ありすぎてここには載せれませんけどね。

 

 

 古くから使われている ”にがり” も人工的に作られた物で食品添加物として

 

 使用されています。

 

 食品衛生法では「粗製海水塩化マグネシウム」という名称で既存添加物名簿に

 

 記載されていて、粗製海水塩化マグネシウムの後に「(にがり)」と付記しても

 

 よいことになっています。

 

 

  ”にがり” も食品添加物です。

 

 

  食品添加物というだけで嫌わずに、

 

    物質と摂取量について調べてみてもいいかも・・・。