一月が経つのが早いです
先月は花粉症が酷く眠気の無い薬を飲んだのにもかかわらず眠くて夜寝る前に本を必ず読んでいるのですが即寝落ちしてしまうという毎日を過ごしていました
2017年3月の読書メーター
読んだ本の数:29冊
Pの密室の感想
石岡が女子大生の犬坊から子供時代の御手洗潔の事を聞くところから始まる。5歳と7歳の時に解決した事件であり御手洗の生い立ちが分かる一冊。御手洗潔は幼年時代から既に名探偵だった。幼稚園時代と小学2年生の時に現在の御手洗を決定づけた不可解で陰惨な事件。鈴蘭事件、Pの密室。両親がかなりの変わり者で少なからず御手洗はその影響を受けているのが分かった。
読了日:3月1日 著者:島田荘司
翼がなくてもの感想
陸上短距離の選手として将来を渇望されていた沙良はその足を事故により奪われた。加害者である泰輔は元々は隣同士の幼馴染であり中学までは仲が良かったがいつしか引き籠りになり母の車を乗り回し事故当時は無免許だった。無免許だから危険運転致死傷罪に問えないという沙良にとっては理不尽なもの、やり場のない絶望。そんな中泰輔の死体が発見され捜査するのは犬養刑事。犬養は泰輔に恨みを持つ沙良を疑い更には泰輔に保険が掛けられていたことが分かる。保険金の受取人が弁護士の御子柴だった。
読了日:3月2日 著者:中山七里
薔薇十字叢書 神社姫の森 (富士見L文庫)の感想
久保竣皇という作家が魍魎の匣という作品を出版、武蔵野連続バラバラ殺人事件の関係者しか知り得ない情報も入ったこの作品は誰が書いたのか?果たしてこの久保竣皇は死んだはずの久保竣皇なのか?というのが事件の発端になっている。京極堂にとって榎木津は友人だが関口はあくまで知人、関口は精神バランスが危うすぎて心配だったがそんな関口にずっと寄り添っている雪絵さんは京極堂の言う通り菩薩だった。織作碧も健気で…。最後の京極堂のおかえりに関口は救われたんだと思う。
読了日:3月3日 著者:春日みかげ
かがやき荘アラサー探偵局の感想
西荻窪のシェアハウスで暮らすアラサー3人組が探偵となり事件の謎を解く短編。女子高生のコスプレ好きな自称19歳実は29歳の関礼菜、茶髪で武闘派の30歳占部美緒、最年長でリーダー格のメガネ美人小野寺葵。3人共会社をクビになりアルバイト生活をし生活はギリギリそれなのに戦隊ヒーローのフィギュアの収集に熱を入れる。謎解きは主に葵がラストの話で葵がおかしな事件に巻き込まれていく。東川さんの作品はユーモアがあふれ謎解きは本格的というなかなか冴えた作品。
読了日:3月4日 著者:東川篤哉
家康、江戸を建てるの感想
秀吉から北条氏の領地関八州を全て与えられた(その代わりに東海五か国を取り上げられた)家康は家臣の反対をよそに江戸に移ることにする。江戸に行ってみると水浸しの低湿地状態そして江戸城を見た途端想像以上のお粗末さだった。家康はこの地を拓いて徳川260年の基礎を作っていく。治水工事から始まり貨幣鋳造、飲料水の確保、江戸城の石積み、天主閣の建設と。天主閣では黒が主流なのにもかかわらず白い天主を建てるという真意とは。江戸という地がどのように造られその事業に関わった人々の苦労や葛藤。地名の由来なども解り興味深かった。
読了日:3月5日 著者:門井慶喜
僕とモナミと、春に会う (幻冬舎文庫)の感想
対人恐怖症の高校生・翼は偶然立ち寄った奇妙なペットショップで猫を飼うことに。餌代を稼ぐ為その店でアルバイトをするが接客が出来ない。そんな翼の前に原因不明の病を抱えた客が現れ猫のモナミの手を借りながら翼はお客を救えるのか。翼の生い立ちが意外にも過酷だったが実の父親は翼を愛していたということには安心した。翼の義理の両親も優しくモナミもいてと心が温かくなる癒し系の話だった。
読了日:3月7日 著者:櫛木理宇
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)の感想
前の事件の見返りとして田中に売る事になっていたはずの晩年が久我山家からある骨董屋に売りに出されてしまった。交渉を望む栞子の前に現れた骨董屋の吉原は800万という相場を遥かに超えた金額を提示。田中の危険さを知る栞子は応じざるを得なくなる。そして今度はビブリア古書堂に水城と名乗る老人が現れ彼は栞子の祖母英子の夫だった。水城の所にも吉原が現れ久我山家から英子に貸し出された事になっている一冊の本を渡すよう要求されているという英子が大切にしていたその本を取り戻したいという水城の求めに応じ栞子は初めて英子と会うことに
読了日:3月7日 著者:三上延
白バイガール 幽霊ライダーを追え! (実業之日本社文庫)の感想
箱根駅伝の先導に憧れて神奈川県警の白バイ隊員になった木乃美。みなとみらいで起きた殺人事件の真相について同僚の潤が何か隠していることに気づく。そして県内では神出鬼没の幽霊ライダーに隊員たちは翻弄され。白バイ隊員の木乃美と潤の成長物語であり、更に女同士の友情が描かれ爽快だった。消防女子の子も登場とスピード感ある展開に面白かった。
読了日:3月8日 著者:佐藤青南
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想
イギリスのインディアン島に10人の男女が招かれ一人また一人と殺されていく。人が殺されるたびに10個のインディアン人形が減っていくことと童謡の10人のインディアンを謎られる殺害方法で暗示的でありスリリングな展開をしていく。孤島で閉じ込められているため誰が犯人か解らない疑心暗鬼の中で物語は進む。そして謎と驚きの結末が…。最高傑作といわれる本書だけあり犯人には思いもつかなかった。
読了日:3月9日 著者:アガサ・クリスティー
サイレント・ブレスの感想
人は生まれて死ぬ。当たり前といえばそうかもしれないがあまり出くわすことのない出来事。誰もみんな人は生まれる時と死ぬ時は大きなドラマを伴っているものだと思っている。自分自身いつどうやって死ぬのかは大きな謎でもあるし…。現役の医師の方が終焉について書かれた本。今なにが自分に出来るか何をしておくべきかといろいろ考えさせられる。沢山の人に読んでもらいたい本です。
読了日:3月10日 著者:南杏子
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)の感想
藤木は職を失いホームレス経験もある元証券マン、全編を通して藤木の一人称視点から話が語られる。登場人物は藤木含め9人。藤木以外の人物も藤木同様に訳も分からずこのゲームに参加している。共通性はあるが協調性を持った人物はごくわずか。序盤から中盤にかけどうなるのだろうとドキドキしながら進んでいくが中盤から終盤にかけて恐怖度が一気に加速。人間が人間でなくなっていく様は非常にグロテスク。人の皮をかぶった化け物からの逃亡これでもかという程に恐怖を煽ってくる。バトルロワイアルに似た内容だが一気読みさせられた。
読了日:3月11日 著者:貴志祐介
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明の感想
上水流涼子はある不祥事で弁護士資格を剥奪され上水流エージェンシーという公に出来ない揉め事、殺しと傷害以外を引き受ける何でも屋をしている。アシスタントに東大卒でIQ140の貴山伸彦と5つのあり得ない依頼を解決した短編集。巨大グループの会長である諫間から孫娘が家出したので連れ戻してほしいと依頼がくる。涼子達が調べてみると恋人と無理やり別れさせたからではなく他に別の理由がある事が分かる。実は涼子は過去に諫間の陰謀で弁護士資格を剥奪されていた、そして貴山との出会いもかなりびっくりと。今までにない作風面白かった。
読了日:3月12日 著者:柚月裕子
首無の如き祟るもの (講談社文庫)の感想
【再読】奥多摩にある媛首村にはかつて首を斬られて亡くなった女の怨霊淡首様の伝説が今なお生き続けていた。その淡首様に祟られている地主の秘守家で起きた怪事件。13歳になった子供が行う儀礼十三夜参りの夜本家の跡取りである長寿郎に続き井戸で禊を済ませたはずの双子の妹が何故か井戸の中で死んでいた。しかもその直前には恐るべき首無しの女の姿が。そして10年後成人した長寿郎が3人の花嫁候補から1人を選ぶ婚舎の集いの最中に候補の1人が無残な首無し死体となって発見され長寿郎が現場から失踪する。
読了日:3月14日 著者:三津田信三
自薦 THE どんでん返し2 (双葉文庫)の感想
豪華な署名人たちによる自薦6編。近藤史恵さんの短編は犬の話題が出てきたり、大崎梢さんの短編はすでに読んでいたが書店を巡る作品とどれも作家の持ち味が活かされていて面白かった。
読了日:3月15日 著者:乾くるみ,大崎梢,加納朋子,近藤史恵,坂木司,若竹七海
乱反射 (朝日文庫)の感想
老人や学生、医者、主婦と年齢も職業も様々な人々が登場する。その一人一人がルールやマナー違反しそれらが連鎖して遂には2歳の子供が死亡する大きな事故に繋がる。彼らは皆少しずつその子の死の責任があるが罪には問えない。彼らの行為は本当に些細なものでモラルが欠けていたり自分の事しか考えていなかったりしただけ。不運な出来事が重なった結果の事故としか言えない。理不尽でやら切れなさが胸に迫ってどうしてこんな事になるのかと叫び出したくなる。社会派小説で自分の身に置き換えて色々と考えさせられる読み応えがあった。
読了日:3月16日 著者:貫井徳郎
読んだ本の数:29冊
Pの密室の感想石岡が女子大生の犬坊から子供時代の御手洗潔の事を聞くところから始まる。5歳と7歳の時に解決した事件であり御手洗の生い立ちが分かる一冊。御手洗潔は幼年時代から既に名探偵だった。幼稚園時代と小学2年生の時に現在の御手洗を決定づけた不可解で陰惨な事件。鈴蘭事件、Pの密室。両親がかなりの変わり者で少なからず御手洗はその影響を受けているのが分かった。
読了日:3月1日 著者:島田荘司
翼がなくてもの感想陸上短距離の選手として将来を渇望されていた沙良はその足を事故により奪われた。加害者である泰輔は元々は隣同士の幼馴染であり中学までは仲が良かったがいつしか引き籠りになり母の車を乗り回し事故当時は無免許だった。無免許だから危険運転致死傷罪に問えないという沙良にとっては理不尽なもの、やり場のない絶望。そんな中泰輔の死体が発見され捜査するのは犬養刑事。犬養は泰輔に恨みを持つ沙良を疑い更には泰輔に保険が掛けられていたことが分かる。保険金の受取人が弁護士の御子柴だった。
読了日:3月2日 著者:中山七里
薔薇十字叢書 神社姫の森 (富士見L文庫)の感想久保竣皇という作家が魍魎の匣という作品を出版、武蔵野連続バラバラ殺人事件の関係者しか知り得ない情報も入ったこの作品は誰が書いたのか?果たしてこの久保竣皇は死んだはずの久保竣皇なのか?というのが事件の発端になっている。京極堂にとって榎木津は友人だが関口はあくまで知人、関口は精神バランスが危うすぎて心配だったがそんな関口にずっと寄り添っている雪絵さんは京極堂の言う通り菩薩だった。織作碧も健気で…。最後の京極堂のおかえりに関口は救われたんだと思う。
読了日:3月3日 著者:春日みかげ
かがやき荘アラサー探偵局の感想西荻窪のシェアハウスで暮らすアラサー3人組が探偵となり事件の謎を解く短編。女子高生のコスプレ好きな自称19歳実は29歳の関礼菜、茶髪で武闘派の30歳占部美緒、最年長でリーダー格のメガネ美人小野寺葵。3人共会社をクビになりアルバイト生活をし生活はギリギリそれなのに戦隊ヒーローのフィギュアの収集に熱を入れる。謎解きは主に葵がラストの話で葵がおかしな事件に巻き込まれていく。東川さんの作品はユーモアがあふれ謎解きは本格的というなかなか冴えた作品。
読了日:3月4日 著者:東川篤哉
家康、江戸を建てるの感想秀吉から北条氏の領地関八州を全て与えられた(その代わりに東海五か国を取り上げられた)家康は家臣の反対をよそに江戸に移ることにする。江戸に行ってみると水浸しの低湿地状態そして江戸城を見た途端想像以上のお粗末さだった。家康はこの地を拓いて徳川260年の基礎を作っていく。治水工事から始まり貨幣鋳造、飲料水の確保、江戸城の石積み、天主閣の建設と。天主閣では黒が主流なのにもかかわらず白い天主を建てるという真意とは。江戸という地がどのように造られその事業に関わった人々の苦労や葛藤。地名の由来なども解り興味深かった。
読了日:3月5日 著者:門井慶喜
僕とモナミと、春に会う (幻冬舎文庫)の感想対人恐怖症の高校生・翼は偶然立ち寄った奇妙なペットショップで猫を飼うことに。餌代を稼ぐ為その店でアルバイトをするが接客が出来ない。そんな翼の前に原因不明の病を抱えた客が現れ猫のモナミの手を借りながら翼はお客を救えるのか。翼の生い立ちが意外にも過酷だったが実の父親は翼を愛していたということには安心した。翼の義理の両親も優しくモナミもいてと心が温かくなる癒し系の話だった。
読了日:3月7日 著者:櫛木理宇
ビブリア古書堂の事件手帖7 ~栞子さんと果てない舞台~ (メディアワークス文庫)の感想前の事件の見返りとして田中に売る事になっていたはずの晩年が久我山家からある骨董屋に売りに出されてしまった。交渉を望む栞子の前に現れた骨董屋の吉原は800万という相場を遥かに超えた金額を提示。田中の危険さを知る栞子は応じざるを得なくなる。そして今度はビブリア古書堂に水城と名乗る老人が現れ彼は栞子の祖母英子の夫だった。水城の所にも吉原が現れ久我山家から英子に貸し出された事になっている一冊の本を渡すよう要求されているという英子が大切にしていたその本を取り戻したいという水城の求めに応じ栞子は初めて英子と会うことに
読了日:3月7日 著者:三上延
白バイガール 幽霊ライダーを追え! (実業之日本社文庫)の感想箱根駅伝の先導に憧れて神奈川県警の白バイ隊員になった木乃美。みなとみらいで起きた殺人事件の真相について同僚の潤が何か隠していることに気づく。そして県内では神出鬼没の幽霊ライダーに隊員たちは翻弄され。白バイ隊員の木乃美と潤の成長物語であり、更に女同士の友情が描かれ爽快だった。消防女子の子も登場とスピード感ある展開に面白かった。
読了日:3月8日 著者:佐藤青南
そして誰もいなくなった (ハヤカワ文庫―クリスティー文庫)の感想イギリスのインディアン島に10人の男女が招かれ一人また一人と殺されていく。人が殺されるたびに10個のインディアン人形が減っていくことと童謡の10人のインディアンを謎られる殺害方法で暗示的でありスリリングな展開をしていく。孤島で閉じ込められているため誰が犯人か解らない疑心暗鬼の中で物語は進む。そして謎と驚きの結末が…。最高傑作といわれる本書だけあり犯人には思いもつかなかった。
読了日:3月9日 著者:アガサ・クリスティー
サイレント・ブレスの感想人は生まれて死ぬ。当たり前といえばそうかもしれないがあまり出くわすことのない出来事。誰もみんな人は生まれる時と死ぬ時は大きなドラマを伴っているものだと思っている。自分自身いつどうやって死ぬのかは大きな謎でもあるし…。現役の医師の方が終焉について書かれた本。今なにが自分に出来るか何をしておくべきかといろいろ考えさせられる。沢山の人に読んでもらいたい本です。
読了日:3月10日 著者:南杏子
クリムゾンの迷宮 (角川ホラー文庫)の感想藤木は職を失いホームレス経験もある元証券マン、全編を通して藤木の一人称視点から話が語られる。登場人物は藤木含め9人。藤木以外の人物も藤木同様に訳も分からずこのゲームに参加している。共通性はあるが協調性を持った人物はごくわずか。序盤から中盤にかけどうなるのだろうとドキドキしながら進んでいくが中盤から終盤にかけて恐怖度が一気に加速。人間が人間でなくなっていく様は非常にグロテスク。人の皮をかぶった化け物からの逃亡これでもかという程に恐怖を煽ってくる。バトルロワイアルに似た内容だが一気読みさせられた。
読了日:3月11日 著者:貴志祐介
合理的にあり得ない 上水流涼子の解明の感想上水流涼子はある不祥事で弁護士資格を剥奪され上水流エージェンシーという公に出来ない揉め事、殺しと傷害以外を引き受ける何でも屋をしている。アシスタントに東大卒でIQ140の貴山伸彦と5つのあり得ない依頼を解決した短編集。巨大グループの会長である諫間から孫娘が家出したので連れ戻してほしいと依頼がくる。涼子達が調べてみると恋人と無理やり別れさせたからではなく他に別の理由がある事が分かる。実は涼子は過去に諫間の陰謀で弁護士資格を剥奪されていた、そして貴山との出会いもかなりびっくりと。今までにない作風面白かった。
読了日:3月12日 著者:柚月裕子
首無の如き祟るもの (講談社文庫)の感想【再読】奥多摩にある媛首村にはかつて首を斬られて亡くなった女の怨霊淡首様の伝説が今なお生き続けていた。その淡首様に祟られている地主の秘守家で起きた怪事件。13歳になった子供が行う儀礼十三夜参りの夜本家の跡取りである長寿郎に続き井戸で禊を済ませたはずの双子の妹が何故か井戸の中で死んでいた。しかもその直前には恐るべき首無しの女の姿が。そして10年後成人した長寿郎が3人の花嫁候補から1人を選ぶ婚舎の集いの最中に候補の1人が無残な首無し死体となって発見され長寿郎が現場から失踪する。
読了日:3月14日 著者:三津田信三
自薦 THE どんでん返し2 (双葉文庫)の感想豪華な署名人たちによる自薦6編。近藤史恵さんの短編は犬の話題が出てきたり、大崎梢さんの短編はすでに読んでいたが書店を巡る作品とどれも作家の持ち味が活かされていて面白かった。
読了日:3月15日 著者:乾くるみ,大崎梢,加納朋子,近藤史恵,坂木司,若竹七海
乱反射 (朝日文庫)の感想老人や学生、医者、主婦と年齢も職業も様々な人々が登場する。その一人一人がルールやマナー違反しそれらが連鎖して遂には2歳の子供が死亡する大きな事故に繋がる。彼らは皆少しずつその子の死の責任があるが罪には問えない。彼らの行為は本当に些細なものでモラルが欠けていたり自分の事しか考えていなかったりしただけ。不運な出来事が重なった結果の事故としか言えない。理不尽でやら切れなさが胸に迫ってどうしてこんな事になるのかと叫び出したくなる。社会派小説で自分の身に置き換えて色々と考えさせられる読み応えがあった。
読了日:3月16日 著者:貫井徳郎