9月のまとめ ① | アタローの読書

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先月読んだ本のまとめです(*´˘`*)♡




2016年9月の読書メーター
読んだ本の数:35冊
読んだページ数:12953ページ
ナイス数:6333ナイス

エムブリヲ奇譚 (角川文庫)エムブリヲ奇譚 (角川文庫)感想
和泉蠟庵という旅作家、温泉そのものの質だけではなくその土地の建造物や美味しい食べ物や宿の質を細かくレポートされている本を書いている。タイトルのエムブリヲとは母親の胎内にいる赤ん坊は8周目まではエムブリヲと呼ばれその後胎児と呼ばれるようになる。エムブリヲが川上から流されてきてそれを拾った男性が育てているうちに見世物にし金を取るということをする。ラストはエムブリヲに奇跡が起こりその子の成長した姿を見れる。どの短編も独特な不思議な雰囲気。あまり救いがないのばかりだが心に残る不思議な短編。
読了日:9月1日 著者:山白朝子
真夜中のマーチ (集英社文庫)真夜中のマーチ (集英社文庫)感想
自称青年実業家の横山(ヨコケン)は財閥の御曹司三田(ミタゾウ)と出会うが商社のダメ社員だった。そして高飛車な美女クロチェ。互いに騙し騙され出会った3人は10億円強奪を目論む。ヨコケンやミタゾウを見下していたクロチェが段々と2人を仲間と認め強奪作戦を始めるところが良い。3人のやり取りが軽快で張り込み、追跡、盗聴、カーチェイスに逃走とテンポの良い展開が面白く読後感も爽やか。
読了日:9月2日 著者:奥田英朗
私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫)私たちが星座を盗んだ理由 (講談社文庫)感想
最後の最後で全てがひっくり返されるラスト一行要注意のブラックな短編集。現代日本というのから、まるで童話のようなファンタジックなものまで舞台や人物は異なるが同じ趣向で揃えられた作品だけに違和感はなくラストに受ける衝撃の後どう続きどんな行動を取るのか知りたくなる。ほろ苦い味わいがいつまでも尾を引くような粒揃いの短編集だった。
読了日:9月3日 著者:北山猛邦
石ノ目石ノ目感想
4編の短編集。入山した人が消息を絶ってしまうという山はその目を見たら石にされてしまう「石の目」が棲んでいると噂される山。幼い頃に入山し消息を絶った母親の痕跡を探すため同僚教師と登山する主人公が遭遇した者は…。ホラーというか摩訶不思議な怖い話が詰まった一冊。
読了日:9月3日 著者:乙一
青い鳥 (新潮文庫)青い鳥 (新潮文庫)感想
吃音障害を持ち上手に喋ることの出来ない村内先生と心に様々な問題を抱える子供達との交流を描いた連作短編集。今にも壊れてしまいそうな生徒の前にふっと現れ役目が終わればすぐ次の学校に去って行く村内先生。自分自身のことはほとんど語らず生徒に吃音をどんなに馬鹿にされ酷い事を言われてもそんな生徒を包み込むようにふんわり微笑む村内先生。すべての苦しむ子供が村内先生のような人に出逢えたらどんなに良いかそう思わずにいられない。多くの方に読んでほしい素晴らしい作品。
読了日:9月4日 著者:重松清
危険なビーナス危険なビーナス感想
獣医として働く伯朗は幼い頃に画家である父を亡くしその後母は資産家と再婚。伯朗はその家とは疎遠になっていたがある日父親違いの弟・明人の妻だという女性から明人が失踪したという連絡が来る。伯朗は疎遠だった明人の妻・楓に会ってから仕事もままならない状態で事件にのめり込んでいく。母の不慮の事故や遺産相続そしてサヴァン症候群、素数で描くウラムの螺旋とどう話が展開していくのか一気読みした。楓は本当に明人の妻なのか?ラストの驚きもあり面白かった。
読了日:9月4日 著者:東野圭吾
掟上今日子の家計簿掟上今日子の家計簿感想
眠る度記憶がリセットされる忘却探偵の掟上今日子シリーズ第7弾!今回は厄介ではなく刑事と事件を解決していく。今作は「叙述トリック」「真理実験」「筆跡鑑定」と推理に重点を置きそれを見事に解決していく今日子。遊佐下警部に対抗意識を燃やす今日子が面白かった。
読了日:9月8日 著者:西尾維新,VOFAN
行方行方感想
3歳になる琴美が公園で遊んでいたが行方不明に。母親はパートで残業し幼稚園に迎えに行くのが遅れた。一緒にいたママ友が琴美も一緒に連れて公園に行ったのだがはっきりしない証言をする。結局子供は見つからないまま20年以上の月日が…。20年後の子供を失くした家族、ペンションを経営している親子、母親のせいで家族崩壊した女性それぞれの家族を描いた感動的な内容。だが3歳の時に生き別れた我が子を20年以上も経って見極めることが出来るのか?そして3歳の時の記憶が娘にあるものなのか?ラストは温かく良かったがその点が疑問に思った
読了日:9月9日 著者:春口裕子
犯罪者 クリミナル 上犯罪者 クリミナル 上感想
修司はクラブで知り合った女性と待ち合わせした駅前広場で通り魔に襲撃される。警察は死亡した覚せい剤常用者を犯人とし捜査を進めるが刑事の相馬は事件に不信感を抱く。通り魔事件の生き残りである修司は病院で見知らぬ男から4月4日まで生き延びてくれ。君が最後の1人なんだ。と謎の言葉をかけられる。通り魔事件、乳幼児の謎の発病、大手食品メーカー(タイタスフーズ)の恐喝事件、政治家の秘書、殺し屋と多すぎる謎がひとつの事件になっていく。
読了日:9月10日 著者:太田愛
犯罪者 クリミナル 下犯罪者 クリミナル 下感想
乳幼児の顔を腐らせる謎の病気の原因それはタイタスフーズが政治家との癒着でゴリ押ししたベビーフードのサンプルが原因。上部からサンプルの処分を言い渡された中迫は産廃業者の真崎に協力を依頼。真崎は中迫の知らぬ間にメディアへの告発タイタスフーズに恐喝するようになる。真崎は心の内に大きな悲しみと彼なりの正義があり…。真崎が犯罪者というなら自分達の利益の為事実を揉み消そうとしたタイタスフーズ、掃除屋を雇い事態の収拾を図ろうとする政治家の方がよほど犯罪者の資格があると思う。
読了日:9月10日 著者:太田愛
道然寺さんの双子探偵 (朝日文庫)道然寺さんの双子探偵 (朝日文庫)感想
福岡県夕筑市にあるお寺道然寺が舞台の連作短編集。住職の真海の息子一海が物語の語り手。14年前道然寺の境内に捨てられていた双子の赤ん坊女の子ハマりラン男の子はレンという名前、妻を亡くしたばかりの真海は双子を引き取り育てる。双子の性格はまるっきり違く日常の謎を推理していくのだがランとレンが探偵役でそれぞれが推理をし一方が間違った推理をしもう一方が正すという形で進行する。お寺に関して知らない事やちょっとした事を知れてランとレンの2人の違いそして2人の親代わりの一海の優しさが良く描かれているのが良い。
読了日:9月11日 著者:岡崎琢磨
傷感想
全く関わりのないように思える人物達が大学教授の留学生強姦未遂事件と2人の男子の放火殺人事件によって章を追うごとに繋がっていく。それぞれがエゴを剥き出しにしたことによって負った傷が自分の首を絞めていく様は背筋が凍る。そして新たな殺人事件が起こるべくして起こってしまう。どんでん返しが何度もおこり真犯人が判明した時の虚しさと悲しさラストで少しだけ救われた気持ちに面白く一気に読んだ。
読了日:9月12日 著者:深谷忠記
何様何様感想
6編の短編集。いつの間にか周囲の人を下に見ている自分に気づき痛い所をつかれたような内容。自分の判断で他人のその後の人生を決めてしまうかも責任が持てるのかと不安に…。人事担当者になり採用を決める側からの話、就活や人事の事を知ることが出来て良い。6編の主人公達は人を見下して人々を見ているのかだが段々と自分自身に向き合いながらじを立て直していく。それに気づいた時、豊かな自分の人生が始まるだろうと示唆されていて良かった。
読了日:9月13日 著者:朝井リョウ
AID  猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)AID 猟奇犯罪捜査班・藤堂比奈子 (角川ホラー文庫)感想
藤堂比奈子シリーズ第3弾。都内で自殺事件が発生奇妙な共通点からやがて自殺するよう誘導するサイトの存在が明らかになる。1985年に実際にあった未解決事件パラコート連続毒殺事件を題材に30年後に毒殺、自殺ほう助と絡めた事件が起きる展開となっている。1作2作と読んできたが今作は更に面白かった。
読了日:9月14日 著者:内藤了
硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)硝子のハンマー (角川文庫 き 28-2)感想
防犯コンサルタントの榎本径と弁護士の青砥純子が主人公の物語。ベイリーフ社の社長が何者かによって殺害される事件が起きた。容疑者として逮捕、勾留された久永専務の弁護団の一人青砥が久永の疑いを晴らす為に防犯コンサルタントの榎本にアドバイザーになってもらい密室殺人のトリックを暴く。榎本が語る防犯技術の詳しさには読んでいて惚れ惚れした。
読了日:9月15日 著者:貴志祐介