注文の多い註文書 小川洋子 クラフトエヴィング商會 | アタローの読書

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世界で稀なる品を小川洋子さんがクラフトエヴィング商會に註文書という名の不思議な話で伝え、それに対し納品書が作られ受領書が添えられている展開



都会の引き出しの奥のような所にあるクラフトエヴィング商會



「ないものもあります」という看板を掲げている



小川洋子さんの注文したのは「人体欠視症治療薬」川端康成の「たんぽぽ」より
恋人に触れると触れた部分が見えなくなるという奇妙な病気を癒す薬を注文される



「バナナフィッシュの耳石」はJ.D.サリンジャーのナインストーリーのバナナフィッシュにうってつけの日より、どう注文に対しての答えを出すのか



「貧乏な叔母さん」から、叔母さんを探してほしいという注文



「うたかたの日々」は、人体に寄生する植物ばかりを集めているコレクターの遺した標本箱に一つだけ欠けている「肺に咲く睡蓮」を探してほしいという注文



肋骨の骨に細かな穴を開けて根っこを生やし花を咲かせる睡蓮



ラストの「冥土」、内田百閒の少し怖い注文



どれもありえないもの、ないものを「あります」にしてしまう



小川洋子さんとクラフトエヴィング商會のお二人の息の合った対談、9年がかりで本になったそうです



不思議な世界観のある話に惹き込まれました