私生活でも会社でも
欠け落ちた「何か」を拾いに、わたしはまた山に行くのだ
40歳目前、文芸誌の副編集長をしているわたし
ひたむきに仕事をしてきたが、生来の負けず嫌いと不器用さゆえか、心を擦り減らすことも多い
一緒に住んでいた男とは、3年前に別れた
そんな人生の不調が重なったとき、わたしの心を開いてくれるもの 山歩きと出逢った
四季折々の山の美しさ、怖ろしさ
様々な人との一期一会
いくつもの偶然の巡り合いを経て、心は次第にほどけていく
だが少しずつ、けれど確実に自分を取り巻く環境が変化していくなかで、わたしは思いもよらない報せを耳にして
著者3年ぶりの最新小説!
疲れた心に栄養補給、しませんか
「わたし」が有休を使い数々の山を登る連作短編集です
彼女が山に登る話から、山に登る準備、行き帰りに読む本、携行する食べ物など
山に登る行程の合間に、彼女の人生や物語が絡まりながら展開していきます
一人での山登りでの出会い
彼女の哀しい出来事、寂しいこと、怒りなどを山に登ることで段々と癒されていく
読んでいる私も、そういう気分になります
副編集長として働き、ストレスを抱え有休を利用しながら一人で山登り
山での出会いから、予想外のトラブルや美しい景色を見れて共鳴します
彼女は、執着していた過去と真正面から向き合い、一歩前進する成長物語であり、山の美しさも分かる
山での一期一会や、美しい景色など、更に山に興味を持てる内容です
