
今回読んだ本は、「下町ロケット」です。
第145回直木賞受賞作
取引先大企業「来月まで取引終了にしてくれ」
メインバンク「そもそも会社の存続が無理」
ライバル大手企業「特許侵害で訴えたら……どれだけ耐えられる?」
帝国重工「子会社にしてさまえば技術も特許も自由に使える」
佃製作所、まさに崖っぷち

★★★★★★★★★★★★★★★
宇宙科学開発機構のロケット打ち上げ、その時の実験衛生打ち上げロケットに搭載する新開発の大型水素エンジン「セイレーン」を開発したのが佃航平です。
打ち上げをしてから「セイレーン」の軌道が予定経路からズレ、異常軌道になり無情にも爆破命令が出されてしまう。
佃が大学で7年、宇宙開発機構の研究員になってから2年の大型水素エンジンを開発する努力が泡となって消えてしまった。
その失敗の責任で研究員をやめ、亡き父の後を継いで佃製作所の社長になります。
継いでから7年、経営状態も起動にのってきた矢先、京浜マシナリーからの下請け取引終了、そこに追い打ちをかけて会社の資金ぐりの為に銀行に3億の融資をするが、ことごとく断られ、更には佃製作所が製造している高性能小型エンジンがナカシマ工業の最新型エンジンの模倣と断定し、特許侵害を理由に販売差し止めを求める裁判を訴えかけられる。
そこへ今度は、帝国重工から佃製作所が特許をとった新型水素エンジンの買収に来る、一難さってまた一難です。
従業員の不満や葛藤、意地と佃製作所のプライドで頑張っていきます。
技術力だけは負けない小さな町工場、社長の佃も「俺はな、仕事っていうのは二階建ての家みたいなもんだと思う。一階部分は、飯を食うためだ。必要な金を稼ぎ生活していくために働く。だけど、それだけじゃあ窮屈だ。だから仕事には夢がなきゃならないと思う。それが二階部分だ。夢だけは追っかけても飯は食っていけないし、飯だけ食えても夢がなきゃつまらない。」
実際に仕事をしている私としては、衣食住の為に、当たり前の事をしていると考えていたので、この文章が、とても自分には、ない夢があり、仕事を通してやれれば素晴らしいのではないかと思いました(^_^)
佃製作所の社員も、社長の事や仕事を理解してあげられる人に恵まれ、読了感が良かったです(^O^)
是非、読んでみて下さい
