さて、間がだいぶ空きましたが、白内障の記録のつづきを。
こちらは発覚までのことを書いてます
D病院での、眼内レンズを決めたり、手術前までの話です。
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私はまだ初期ではあるけれど緑内障(自覚症状の無い視野欠損)が、まあまああるので、A病院の先生が、D病院の緑内障専門医師の時間に予約を入れてくれて、その初診の際持参するように紹介状を書いてくれました。
D病院のその先生は、後にわかったけれど、D病院の眼科医の中でも一番人気で予約2〜3ヶ月待ち当たり前、その日の9時に診察予約してても12時にやっと順番回ってくる…という、皆が頼りにしてる先生でした。
それくらい緑内障患者が多いって
こと…?、それくらい緑内障専門医が少ないってこと…?
(緑内障は治らないから、患者に感謝されないから、医者も研究したがらないとかなんとかと言ってるYouTuberがいた)
10月中旬に、眼病3つ診断されてから、初めてD病院を受診できたのは12月。
街の眼科A病院では検査出来ないもっと精密な検査が手術に備えて必要で、次回診察までの1週間はコンタクトレンズ禁止令が出て、瓶底ド近眼眼鏡で過ごさなければなりませんでした。
目が小豆くらいに小さく見えるド近眼眼鏡で外出、とくに仕事(接客業)は、本当に嫌でした。
誰もあんたの顔なんか見てないよ、って感じでしょうけど、コンプレックス丸出しで笑顔で、いらっしゃいませしなくちゃならんのは苦痛。ちょーブス。
職場では画面と照明が眩しくて、眩しさ軽減のために透明のUVカットレンズのブルーライトカット眼鏡(今となっては、眼科医も意味ないと言われてますね)は、かけてたのよ。
色の濃いサングラスは仕事では出来ないし似合わなくて抵抗あって。
職場の人は、眼鏡のフレームが違うってことには気づいても、眼鏡自体が違う(瓶底眼鏡)ってことに気づいていないのか?、はたまた気づいていても触れてはいけない、と気を遣ってくれてあえてスルーなのか?、顔の印象が違うことには触れないでいる。
一部の気心知れた人には、目そんなに悪かったんだね…と驚かれる渦巻き。
ということは、触れてはいけない…と気を遣ってくれてるのね。すんません。
老眼鏡を恥ずかしがる傾向がありますけども、まあそれはそういう年齢になったのか…というのがあれなんでしょうけど、全然いいじゃん!老眼なんか遅かれ早かれ皆なるんだから。目が大きく見えるんだから!グルグル渦巻きじゃないんだから!!とか思いますわ。話逸れましたが。
コンタクトレンズ装用してると、黒目の表面が凸凹になって、黒目のカーブとか計測するのに支障があるらしく、まっさらな状態になるように、装用禁止令が出ました。
受診の度に視力検査するけど日に日に左眼の視力は下がっていって、矯正して以前は1.2みえてたのに、手術直前最終的には0.3まで落ちました。
12月は、左は矯正しても0.5だったけど、コンタクトレンズ禁止だったから、裸眼では0.02とかそんな感じじゃないでしょうかね。
左はずっとすりガラス越し、お風呂の扉。中に人がいるのはわかるけど顔はわからなくて肌の色と髪の黒だけぼんやりわかる、みたいな。そんな見え方。
右目は矯正視力 1.2見えてたんで、ほんと右目でしか見えてない感覚でした。うすぼんやり見えるけど、全く読めない。
そんなガチャ目。極端な不同視生活を続け、手術日は一番早くて2024年の2月…とのことでそこに決めました。
2ヶ月以上先かぁ…不同視生活はまだ続きます。
これから自分の目となるレンズ選びは、白内障手術でみんなが一番悩むところ。だけど、私はまず先立つもの💵が無いし、緑内障も加齢黄斑変性もあるし、保険適用外のレンズはハナから考えてなくて、保険適用のレンズにしました。
人間の目と脳はピント調節が自由自在、遠くも近くもブレずに見えるんだから凄いわ。
そのピント調節が弱ってきて、手元が見えにくくなるのが老眼。
手術したら、そのピント調節が一生できなくなってしまうわけです。
大まかな違いは、焦点が遠くと近くの両方の多焦点のレンズ(保険適用外、片方30万〜100万とか)か、
遠くか近くか中間か、どこか一点だけの単焦点レンズ(保険適用)をどこに合わせるか。
近視なので、裸眼では手元はよく見えた(=手元しか見えない)から、目にまつ毛入ったゴミ入ったとか、余計な眉毛抜くとか近くを超近くで見ることに慣れている目。
遠くがよく見えるようになることを選べば、当然 長年の瓶底眼鏡やコンタクトレンズからは解放されるけど、慣れ親しんだ近くを超超近くで見ることは裸眼では出来なくなる、ということ。
それを補うために、老眼鏡必須になる、ということ。
ぶっちゃけ、老眼鏡は100均で買えるわけですよ。110円よ!?
遠くが見づらい近視の人がかける眼鏡は、眼鏡屋じゃなきゃ買えないんですよ、いくら安く買えるようになったとはいえ5,000円以上はする。
遠くを見えるようにしてもらって、近くは老眼鏡で。私はこれを選びました。
担当の先生からは私にはあわないと思ってか?、多焦点レンズの話もほぼ出なかったし、中間合わせのことも少ししか話が出なかった。
「弱い近視を残して、裸眼で、近くは若干見えて、家の中では不自由ない、テレビは見える、くらいの中間距離にピントを合わせて、超至近距離手元見るには老眼鏡をかけて、遠くをよく見たい時にはこれまでよりはレンズの薄い渦の少ない眼鏡をかける。」
というのもあるけど、どっちにしてもメガネが要るから、あややさんにはあまりメリットがない気がしますね、私は。と先生から言われました。(うん私もそう思う)
でも、このように↓、中間に合わせることを薦める先生もいるし、最終的に決めるのは自分だけど悩ましいですな。(これは術前に色々検索して出てきたのをスクショしただけで、ここの病院は行ったことありません)
↓
遠くに合わせるって、遠くってどこよ?って話ですけど、
視力検査する5mくらい先が裸眼で1.0〜1.5見えるくらい、景色は無限に見えるくらい、だそうで。
(裸眼でそんなに見えるの?夢みたい!!)
遠くに合わせたら、中間は見えないのか?って、当時ド素人の私は考えて心配になったもんですけど、腕を伸ばしたくらいの範囲はボヤけて見えないけど70cm以上くらい離れたらはっきりしてくる、と。
(でも言われても当時はよくわからなかった。想像も出来なかった。)
問題は、片目だけ手術だと極度の不同視になる、ということ。上のスクショにも書いてあるけど、そういうことです。
こればかりはやってみないと、個人差が大きいことなのでなんとも言えないけれど、私ほどの強度近視だと、『モノビジョン』で案外うまくやっていけるんじゃないかな〜と思う。そういう患者さんは結構いる。と先生に言われました。
手術する左目では、遠くを見る(近くは見えない)
まだ白内障進んでないから手術しない右目では、近くを見る(近くしか見えない)
↑これがモノビジョン。
裸眼で過ごせるけど、どうしても慣れない人もいる。
少しの不同視だと違和感あるのが、ここまで極端だと片方はボケボケでほぼ見えてないから、片目ずつ、と割り切っていけんじゃね?とりあえず、やってみ?的な。
だって現になんなら今ガチャ目でしょ、それと大して変わらない感じよ。ってこと。
(↑これ、手術後の今、ガチャ目慣れてきてるからすごくよくわかるけど、ガチャ目の両眼で見てるより、片目瞑った方がくっきりして見やすいのよ。しかし立体感、距離感は失う。そしてガチャ目は、家の外は不安で階段はめちゃくちゃ怖い。)
右目 コンタクトレンズすれば、これまで通り両眼で中間や遠くが見えるけど、近くはボケボケで老眼鏡必須。
ずっと言ってる、近く、とは、手を伸ばした「前へ倣え」の範囲。目から大体60cmくらいまで。
私の右目のピントは12cmくらいだから、それより遠くは裸眼では全くわからない。
コンタクトレンズしたら、老眼でピント調節衰えてきてるから、その12cmの距離はボヤけてわからなくなってしまう。
だから、裸眼、矯正眼鏡、コンタクトレンズ、老眼鏡、暗くて見えない!あーもう!掛けて外して…が、もう何が何やら見える見えない忙しい…ということになるわけです。
こんなややこしい状態なので、疲れるし、慣れない人は、頭痛、吐き気もする…となるわけですよね。
それは、個人差あるからやってみないと、先生だって私だってわからない、ってことですわ。
そして、ド素人考えで疑問が湧くわけ。
私は30年以上ハードコンタクトレンズなんだけど、24時間つけっぱなしってのは良くない。(徹夜でたまに24時間以上してたこともあるけど)
家ではコンタクトレンズせずに眼鏡かけてる。
左目だけ手術したら、眼鏡はどうなる??
左のレンズはブチ抜いて、右目だけはそのままで掛けるってことか。
家の中ではいいけど人前には出られないなw
片側だけ ただの伊達レンズで、もう片方は矯正レンズなんていう眼鏡は作れるのか?(作れます)
そうか、じゃあそれでいいか〜
……なぁーんていう浅い考え、大バカヤローだったわ。世にも奇妙なトリックアートな世界が広がろうとは、思いもしなかった。(術後の記録でまた別に書く)
ちなみに私は、左眼は短期間でどんどん進む「核白内障」でした。私が目が曇っててよく見えないのと同じように、先生からも目の奥が曇っててしっかり見えないそうです。「黄色くなってる」と言われました。
そして緑内障は、「開放隅角緑内障」(かいほうぐうかくりょくないしょう)。
緑内障の中でも、「開放」ならそういう心配はないけれど、「挟隅角」「閉塞隅角」緑内障だと、自分が緑内障と知らずに飲んだ薬で体調悪くなったり、手術のときの麻酔が危険とかもあるので、最近眼科行ってない人!、自分は目が良いから〜と思ってる人ほど、緑内障じゃないかを検査することをおすすめします。風邪薬とか花粉症の薬とかでも危険って見たよ……
で、私は緑内障があるので、白内障手術と同時にしか許されてない手術?…詳しくはわからないけど、そういう初期の緑内障の手術があるそうで、それもやることにしました。
2023年10月に緑内障と診断されてから、毎日点眼薬を続けてますが、その目薬が要らなくなる、または複数使ってるなら数が減らせるようになるというものらしい。(※緑内障は完治しない病気です)
アイステント という、小さな小さな管を黒目の縁に2ヶ所、埋め込むそうです。
で、右目はまだ白内障全然進んでないけど、
①左目手術後に視力を左と合わせて右目も(単焦点レンズ遠方合わせ)手術しちゃうのか?
②これまでの数ヶ月(白内障でほぼ見えない左目と、見えてる右目)のガチャ目 とは左右逆転の、(手術して見えるようになった左目と、眼鏡かコンタクトしなきゃ超至近距離しか見えない右目)ガチャ目のまま、不都合出るまで続けるか?
どっちでもいいよ、急いで決めることはないよ、と言われたので、②で様子見ることに。
だってさぁ〜、やっぱり人間の目に優るものはないわけですよ。まだ白内障進んでない右目にメス入れて、老眼で衰えては来てるけど優秀なピント調節を無くするのは、私にはかなり抵抗があります。
でも、①の場合の素朴な疑問が湧いてきた。
手術が必要なほどの白内障になってない目なのに、もう片方に合わせて手術って、それは保険適用外じゃないんですか??
その答えは「保険適用手術ですよ」だそうで、費用面は少し安心しましたw
費用いくらって言われたか、うろ覚え。
満額で、白内障12万、アイステント20万、あと薬代とか入院費とか、だったような。。。
で、そこから3割負担の保険適用で、
白内障手術(片眼) 約4万円
アイステント手術 約6万円……だった気が。。。違うかも?
日帰り手術か、一泊するか。
翌日消毒しに行かなきゃならないし、D病院までそこそこ遠い(いつも自転車で15分くらいだけど、手術後は片眼眼帯だし自転車禁止、雨でも降ったら面倒)…で、一泊入院を希望。
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選択しなかった多焦点レンズも少し書いておく。
多焦点レンズ(自費の高価なレンズ)は、高いから良いかというとそうでもないというか、それなりにデメリットはあって、光を焦点に分散させるから単焦点レンズ(保険の安いレンズ)や人間の健康な目のようにはシャープには見えないとか、夜間に光の輪が見えるハローグレアとか、色の見え方が違うとかあるらしい。
神経質な人とか、カメラマン、デザイナー、色や細かい作業の仕事の人にはおすすめしないとかいうのをわりとみます。
手術前から少しは勉強してたけど、手術後に見つけて、前に知りたかった!!という動画がどんどん増えたので、下にいくつか貼っとく。
特に見え方なんて、ほんっとうに、手術前に知りたかった!!!
手術後にみつけたけど、今ホントこれ、見え方これです。
(行ったことない眼科ですが、YouTubeでは沢山勉強させていただいております)
8:00 説明
8:49 遠方合わせ単焦点レンズの見え方
見え方
【余談】
米津玄師さんが描いたかわいい女の子に、昔々買ってずっとサングラスとして使ってたJINS PC(矯正度数無し)と、私の眼鏡をあててみた。
次は入院手術編の予定
自分のための記録なので読みにくかったと思いますが、読んでくださった方、ありがとうございました🙏