先月末、大好きだった祖父が亡くなりました。
少し前から、体調が良くないと連絡を受けていたので、去年の年末は急遽実家へ帰省しました。
私は三姉妹の長女ですが、次女、三女もすでに結婚しており、通常であれば、それぞれの旦那様のご実家に帰省するので、みんなが集まることはなかなかないのですが、今回は全員が家族と帰省し、賑やかな正月をおくりました。
祖父にとって、孫は私たち三姉妹だけなので、同居していたこともあり、小さいころからとても可愛がってもらいました。
祖父は職人で、知らない人から見ると、少し強面なのですが、中身は温厚で気遣いができ、孫はもちろん祖母にも嫁である母にもとても優しい人でした。
そんな祖父の優しさを当たり前と思っていた学生時代。
高校、大学、果てはアルバイトさきまで、車で送り迎えしてくれた祖父。
大好きなお酒も、私を迎えにいかなければいけないからと、私が学生時代は禁酒していたそうです。
共働きの両親にかわって、わたしたちの面倒を見てくれた祖父母。
感謝しても感謝しきれないほど、お世話になりました。
いつか、恩返しをしなければと、わかってはいたのですが、
子育てに追われ、
実家へ帰省しても、子供たちを見ているのでいっぱいいっぱいで、
なかなか祖父母とゆっくり話をしたり、お出掛けに連れていってあげることもできずにいました。
それでも、実家へ帰省すれば、
嬉しそうに曾孫とふれあい、いつも笑顔で迎えてくれた祖父。
そんな祖父に、まだ甘えてしまっていたのでしょう。
もしくは、もう長くないと聞きつつも、祖父が居なくなるなんて、ちゃんとわかっていなかったのかもしれません。
母から、祖父が入院し、
もう危ないかもしれないと連絡をもらったときも、
なんとなく他人事のような気がしてしまい、実家に帰省はしませんでした。
末っ子の妹が祖父のお見舞いに行ってくれたので、祖父の様子を聞くと、
意識もあって、話ができたよー。
でも帰り際、長女ちゃん(私)とまちがえて、
心配いらないから、早く帰りなさい。
っていつもみたく気を使って言ってたわー。
って。
三姉妹みんな可愛がってくれていた祖父ですが、特に私のことを可愛がってくれていた祖父。
会いに来てほしかったんだ。
そう思いました。
肺炎を発症し、インフルエンザにかかってしまい、薬が効かず、良くなる見込みがないとのことで、延命治療を望まなかった祖父は、苦しくなくなるような薬にかえてもらったそうです。
その連絡が日曜日の夕方。
(妹がお見舞いに行ったのは、前日の土曜日でした)
それでも、まだ大丈夫だろうと、
きのう、妹はまだ元気だったよといっていたし、前も危ないといってても、元気になって退院したし、
春になったら会いに行ければいいな、
いまは、仕事も立て込んでるし、落ち着いたら会いに行こう
きっと祖父は会いに来て欲しいんだろうと、
思いつつ、忙しさを理由に適当な言い訳を自分に言い聞かせて
その日のよるは寝ました。
次の日の朝
夢に元気だったころの祖父が出てきたんです。
前後の夢の内容は忘れてしまいましたが、
いつもの笑顔で、
『大丈夫、大丈夫』
と言っていた祖父。
ふっとそこで目が覚めたのが、
朝7時少し前でした。
そのときは、
祖父の元気だったころの笑顔が、夢のなかで見れて良かったな~
なんて思っていました。
いつものように、朝仕事にいく準備をしていたところ、
母から、
『今朝6時50分に祖父が亡くなった』
と連絡がありました。
はっとしました。
夢で会いに来てくれた祖父。
祖父が言った
大丈夫、大丈夫は、
きっと私が会いにいかなかったことを責めてないよ、って意味なんじゃないかって。
土曜日、妹がお見舞いに言ったとき、
ブラックジョークで
『死んだら夢のなかで会いにいくからな』
って言っていたそうです。
でも、家族のなかで夢に出てきたのは
わたしだけ。
たまたまかもしれませんが、
でも私は祖父が会いに来てくれたんだと思っています。
大好きだった祖父。
でも、何も恩返ししてあげられなかった。
甘えるだけ甘えて、最後にあいに行くことも出来なかった。
なんて、申し訳ないことをしたんだろう。
はこの中の祖父は、今にも目を開けて、
お帰りと声をかけてくれそうな、いつもの祖父でした。
祖父のへやには、先日まで普通に生活したままになっていて、
振り返ればそこに祖父がいるんじゃないか、
まっていれば、祖父が帰ってくるんじゃないかと錯覚するほどでした。
葬儀のあと、みんなが祖父の話をして笑っていても、うまく笑えない私がいました。
それでも、次の日には、普通の生活が戻ってきて、仕事にいけば、ちゃんと仕事をこなし、
同僚と笑い話だってできました。
祖父が亡くなって、
ものすごく悲しいのに、普通に生活出来てしまう自分に違和感を感じ、
ふと一人になると、
生前に会いにいけなかった後悔の気持ちで押し潰されそうになります。
夢の中に会いに来てくれた
祖父の笑顔が忘れられません。
今まで、ずっと苦しかったね、辛かったね。
おじいちゃん
天国ではゆっくり休んでください。
たくさん愛情をありがとう。
あなたの孫でいられたこと、本当に幸せでした。
何も恩返し出来なくてごめんなさい。
いままで本当にありがとう。
おじいちゃん大好きです。