夜の静寂に集いしは             断崖の上の祠 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 

それは誰も知らない時間

夜のものどもが集い

夜の静寂はさらに深くなる

 

(画像と本文は直接の関係はありません)

 

 

 さて、困ったものだが、この先、厄介ごとが怒涛の如くに押し寄せてくるかもしれず、それを考えただけで、すっかり気圧され、情けなくも二日も寝込んでしまった。寝込むほどの心労?、とはいえ、たぶん、安心していい。つまりは、

 

 <人は所詮、自分にできることしかできない。>のだから。

 

 乗り越えられるか、潰れるか、それは明日あるいは未来が決めることだ。ということで、布団から這い出て、起き上がった次第だ。さあ、やってみるか。

 

 

 昨年、茨城県かすみがうら市の龍神山の雌山(162m)山麓の染谷佐志能神社に行った。この神社は龍神山の雄山(196m)の山麓にある村上佐志能神社と対になっていて、雌山の社には雌龍、雄山の社には雄龍が祀られているという。そこで、今回、1月20日(土)、雄山の村上佐志能神社に詣でてみることにした。村上佐志能神社には車もバイクも置けないので、最寄りの常陸風土記の丘公園の駐車場にバイク(排気量110ccの小型自動二輪、スーパーカブ110プロ)を置いた。最寄りと言っても、歩いて20、30分ほどはかかるのだが。

 県道の端の歩道を歩いていると、龍神山の雄山(196m)が。あいにくの曇天。このところの休日はどうも天気がすぐれない。気温も低くて寒々しいことこの上ない。陽が照っていれば多少は寒さが和らぐのだが。

 山麓の村上集落の裏手にたたずむ村上佐志能神社。森を背にした境内は意外に広々として、暖かい季節なら、のんびりと境内で時を過ごすのもいいのだが、冬の曇天は寒い。

 こじんまりとした拝殿。創建は不明とのこと。平安期ではと言われる。小さな神社だが、古い神社だ。染谷、村上の両佐志能神社は雨ごいの神として龍を祀っている。参拝をすませて奥宮に向かう。

 そして、これからが問題なのだが、拝殿の裏手に、奥宮の入り口となる鳥居が。その奥は鬱蒼とした森で、その先はかなり険しい斜面が待っているらしい。

 神木といってもよさそうな巨木がいくつも立つ森。里山なのに秘境感がたっぷり。

 やがて急斜面の登りに。岩が露出して、足場はかなり悪い。もうこれはハイキングではなく、完全に登山。安全かと聞かれたら、「う~ん。」となってしまう。一応目印は各所にあるものの、詳しいルート図が手に入らないので、これもまた問題だ。幸いグーグルマップに奥宮が記されているので、スマホで自分の現在位置を確認しながら進む。ただし、スマホを見る時は、足場を確保して止まって見ること。歩きスマホは遭難の元。

 そしてついに奥宮に到達。急峻な岩場、というより、断崖の上に鎮座している石祠。正面から拝みたいところだが、背後はすぐ崖。失礼ながら、小銭を置いて斜め方向から拝む。かなり小銭が置いてあるので、参拝者は結構来ているようだ。

祠の横に坐って下界を見下ろす。工業団地やら市街地やらが見えたりして、奥地などではけっしてないのだが、ここだけピンポイントで秘境だ。龍神雄山の山頂に続くルートを示す目印はあるのだが、道はかなり悪いらしい。おまけにポツポツと雨が降ってきた。気が付けば泣き出しそうな空。やばいことになる前に降りなければ。

 幸い、この後、雨はポツポツ程度でなんとかすみ、バイクを制限速度+α(αは想像にまかせます)で走らせ、真っ暗な雲の南の空をにらみながら急いで家に帰った。もしもまともに降ったら、夜更けに雪に変わって、次の日の朝は銀世界だったかもしれなかった。

 

 

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