部屋の中のブラックホール | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 

月夜の赤い館に集う精霊物の怪たち

この黄昏の国に幸いあれ

 

(画像と本文は直接の関係はありません。)

 

 

Aimer(エメ)の曲をよく聴いています。

「あなたに出会わなければ~夏雪冬花~」は繰り返し、聴いています。

 

<記憶などいらない 永遠に眠りたい

もう このまま朝が 来なくたっていいや>

 

このフレーズ。東京を離れ、地方で一人暮らしをしていた頃の気持ちです。

ほんとにまったく、そのまんまでした。  (今も地方都市にいます。)

 

部屋にはカンバスが立てっぱなしで、油絵の具や画材が雑然と置かれて。

本が床に積んであるだけで、テレビも娯楽的なものもまったくなくて、

生活感が欠片もない、ひたすら絵を描き、寝るだけの部屋でした。

気晴らしができない性質なので酒も飲みませんでした。

仕事は心を殺して機械的にこなし、あとはひたすら油絵を描いていました。

きれいなものを創り出したかったけれど、もう疲れ果てて、

自分の重みに耐えきれなくなって、このままブラックホールのように、

ただ潰れて、ひとり消えて行く、それだけだと思っていました。

 

<あなたに出会わなければ こんなに切なくて

胸を締め付けることもなかった それでも

あなたに出会わなければ 強さも優しさも 知らないまま

部屋の隅で泣いていた 何も見えずに>

 

このフレーズは連れ合いと出会い、過ごした日々の気持ち、そのまんまです。

たとえ別れても、僕は何かしらに向かって生きて行ったかもしれません。

でも、もしも出会わなかったら。いつも思うのです。

きっとブラックホールのように潰れて消えていったと。

 

 

ブログランキングに参加しています。クリックしていただけると励みになります。


人形・ぬいぐるみランキング にほんブログ村 ハンドメイドブログ 布人形へ
にほんブログ村