魔女狩りなんて現代ではなくなったけれど
それでも魔法使いは日陰者
人間界はなにかと住みづらい
それでふだんは黄昏森に隠れ住んでいる
今夜はハロウィンの夜だから
これから街にくりだそうか
精霊も物の怪もみんな一緒にね
みんなぬかりなく人に化けよう
人外の異形のものたちが街を行きかう
知らぬは人間ばかり
なんだかとっても愉快だね
娘は今、創作をしています。漫画か、はたまた小説か、それは内緒ですけど、ひとり黙々と創作しています。どこかに発表するのか?と尋ねると、「別に。」と答えます。なんでも、自分が楽しめるものが世の中にないから、自分で創るのだそうです。自分のために創っているのだそうです。
「想像するだけじゃダメなのかい?」
「それじゃ、曖昧ではっきりカタチにならないから楽しめない。」
娘はリアルな人間関係が作れなくて、家族とだけの世界に住んでいます。いわゆる一種のひきこもりです。あとネット世界に顔も知らない友人がわずかにいるばかり。精神疾患もあるので、精神科に通院しています。この前の通院で創作のことを先生に話したら、「それを楽しめばいいよ。心ゆくまで楽しんでみるといい。」、そう言われました。僕も、まあ、それでいいかなと思います。
精神保健福祉士を目指している息子は、ちょっと違うことを考えているようで、娘といろいろ話しているようです。そのことについては、いずれまた。
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