5度目の正直 元不登校児の通信制大学のレポート提出 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 息子は不登校で中学を1日も行っていない。夜間定時制高校に進学した後、専門学校では機械技術を学び、今は福祉作業所の非常勤職員と日雇いバイトをしながら、通信制大学に編入学して精神保健福祉士を目指して学んでいる。昨年末、施設実習を終え、後は病院実習といくつかの専門科目を残している。そのうちの科目のひとつを受け持つ先生が非常に厳しい。もう3度も再提出をして落とされていて、4度目の再提出中だった。通信制大学は昼間の大学や2部(夜間)の大学よりも単位の取得は厳しいようだ。息子も2度の再提出は何度かあったようだ。それにしても4度目とは、とても厳しい。そして先日、そのレポートが返送されてきた。

「やった。やっと通った。」と息子。「お情けのC判定か。」と僕。「いや、Bだよ。」と息子は答えた。「いやあ、随分勉強させられた。おかげでこの科目の知識はバッチリだ。」その息子の言葉に、このB判定はストレートのA判定よりはるかに価値があると思った。労せずとったAより、様々な文献を漁ってとったBS(スペシャル)と言っていいだろう。それにしても。5回もレポートを出した息子もなかなかのものだが、5回もレポートに目を通した先生も根気があるなと思った。厳しいが情熱のある先生と思える。

今の息子の仕事は雑用ばかりだが、4月からは非常勤ながら生活支援員としての仕事をするという。実入りもよくなるので、日雇いバイトの必要もなくなるだろう。何よりも施設利用者と直接接する仕事を経験できることは大きい。まだ病院実習や残りの科目の単位取得、そして国家試験とハードルは続くが、着実に日々逞しくなっているようだ。世間的には裏街道を歩いているみたいだが、息子はそれに納得しているようだ。「最初から昼間の福祉系学科に入っていればよかったんじゃないのか。」と言うと、「いや。これがいいんだよ。分野違いだけど専門学校の勉強が生きている。」と息子は答える。

 

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