ろくでもない筋書きでも自分で書こう | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

昨日書いた山頭火の人生はろくでもないものだったよ。

よい子はマネしないでね、って感じ。

【でも僕は、それを美しいと感じたんだ。】

(どっかのアニメでこんなセリフがあったな。後で書いてみたい。)

彼が歩いた道はどうしようもないものだったけれど、

要所、要所では山頭火は自分の意志で決めていたと思う。

それと、彼は無意識的に天性のストリーテラーだったと思う。

彼は自分の物語を書き上げたんだ。

ろくでもない道行きから立ち昇る俳句はとても素敵だ。

全体を通して彼の人生はとても精緻に練り上げられた物語だと、僕は思う。

もちろん、これは僕の趣味で、どう思うかは人それぞれだ。

ただ、思うんだ。

下手くそでもなんでも、自分の人生の筋書きくらいは自分で書こうよ。

どこかの誰かの書いた筋書きに乗っかったり、誘導されたりしたら、

その人生がどんなにうまくできたものだとしても、

人生を棒にふったようなものだ。

うまくいかないことなんかいくらでもあるけど、

誰かに蹴飛ばされてよろよろにもなるけど、

バカみたいなことでも、要所は自分で決めよう。

邪魔されて右往左往しても、それで字がのたくっても、

自分の人生の筋書きは自分で書こうよ。

判読不能でもかまわないから。

自分で読めればそれでいいから。

飯ばかりの飯を食う顔を上げて、

「大丈夫、大丈夫じゃないけど、それでも大丈夫。」って彼は言うから。

 

俳人で廃人の山頭火が僕は好きです。

こういうのを、隠れろくでなし、と言います。

 

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