21で結婚して、27でもう疲れて、
夢の欠片さえ投げ出し、惰性で時を過ごしてる。
ワナにはめられたみたいだ。
生活に首を絞められ、やり場のないいらだちが、
毎晩俺を責めたてる。
今度子供が生まれるよ。
それでもう俺も終いさ。
ブルーハーツの真島昌利のソロアルバムの「さよならビリーザキッド」の歌詞。
夢が木っ端微塵に砕け散った後の祭りの後みたいな人生。
どうにもならないやるせなさ、この歌の気持ち、よくわかる。
でも、子供が生まれてみると、すごく可愛かった。
僕らのところに来てくれてありがとう、と思った。
それでも思う。いつまでも子供をだしにして生きられないし、
いつまでも祭りの後をやっていてもしょうがない。
ふと、思ったんだ。
人間なんて究極明日の保証もない。
夢が無限なものなら、もともと有限な人生におさまるわけもない。
夢は果たせるものではなく、いつも途上にあるものだ。終わりなんてない。
だとしたら、
夢に手を伸ばした時に、夢はすでにかなっているんだ。
あとは手を伸ばし続けるだけ。
こんなことに気づくのに、ずいぶん時間がかかったものだ。
だからさあ、もう一度行こうか、ビリーザキッド。
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