んっ、娘は息子のカウンセラー? | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

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世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 息子は福祉施設でアルバイトスタッフをしながら通信制大学で精神保健福祉を学んでいます。大学のカリキュラムの施設実習も終え、来年病院実習を済ませ、専門科目の単位をいくつかとれば精神保健福祉士の国家試験を受験することになります。

 そんな息子ですが、自分の生きる姿勢とか、在り方に悩むこともあります。そしてそんな時に相談するのはなんと、世間でひきこもりといわれる娘なのでした。娘は一人では外にも出られません。そんな娘に、精神保健福祉士の卵の息子が身の上相談をしているのは、なんとも面白いものです。「俺、あいつと話していると、あいつが上位者に思えてくる。それに比べたら俺なんてゴブリンみたいなものだ。」と息子は言います。さしずめうちは、妻、僕、息子の3匹のゴブリンがひきこもり姫のまわりをウロウロしているようなものかもしれません。「とはいえ、この不都合な現実を放っておくわけにもいかないな。」と息子は言います。

 今夜の夕食のとき、息子は娘の今後の身の振り方について娘と話していました。娘はにこやかに聞いていましたが、その姿はまるで、動かざること山のごとく、静かなること林のごとくでした。ゴブリン息子がちょこまか働きかけをしているうちに、疾きこと風のごとく、猛きこと火のごとく、に変わるのでしょうか(武田信玄の風林火山かよ。)

 「そういえば似たような奴がいるな。」と息子。それは息子の友人で、浮世離れの最たるM君。「Mと○○(娘のこと)の新春ビッグ対談はどうだろう。」と息子は言うが、たぶん、浮世離れを通り越して、宇宙の彼方に行きそうだ。まあ、すみっコのぬいぐるみをかかえて山のように動かない娘のまわりをゴブリンたち(僕ら家族)がウロウロするのは当分つづきそうだ。僕は娘と「ブラック・クローバー」を一緒に見ていることぐらいしかできないな。

 

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