モジネコ、そして、ひきこもりの娘の思い | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

モジネコです。喋ると体に文字が浮かび上がる不思議なネコのぬいぐるみです。喋るたびに体に字幕のように文字が浮き出ます。それだけではなく、心の中で思ったことまで文字に浮き上がります。だからモジネコは黄昏森のみんなに決して嘘をつくことができません。

 

 昨夜は夜明けまで娘とお喋りをしました。娘は思いのたけを話しました。それで僕はあらためて思ったことがあります。

 

娘は一見何もしていないように見えます。

でも、心の中は、いつもいっぱいいっぱいなのです。

心の中に毎日毎日いろいろなものが渦巻いています。

娘は毎日精一杯生きているのです。

ひきこもりや不登校の人、それから鬱病などの精神疾患でうずくまっている人。

何もしていないように見えても、毎日が精一杯なのです。

鬱病のときの僕もそうでした。

ぎりぎりのところで生きているのです。

だから、小石ひとつ乗せられても潰れてしまいます。

「早起きをして、朝日を浴びてごらん。気持ちが上向きになるよ。」

そんな善意の小石を乗せても、不眠で苦しむ人は潰れてしまいます。

水をたっぷり吸った堤防は、ちょっとの雨でも決壊します。

ほんのささいなことでも、苦しむ人たちには大変な重荷なのです。

善意の言葉でも、それに応えられなくて、自分にダメ出しをして苦しみます。

娘は一生懸命に生きています。

あんまり言葉を選んでも、よそよそしくなってはいけませんが、

娘が一生懸命なのだということは忘れてはいけないと思いました。

 

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