泣き虫ペコ、そしてある片隅の小さな記事 | 黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

黄昏黒猫屋敷ー布人形とイラストの小部屋

世間からかなりずれている管理人、黄昏黒猫堂こと黒猫が自作人形やイラストを発表しつつ、ニート、ひきこもりなど生きずらさを考える。(画像一覧で作品を見ていただけるとうれしいです。)

 泣き虫ペコです。ペコは月のカケラです。ペコはお空のお月様から、うっかり黄昏森に落っこちてきました。だからいつもお月様のところに帰りたくてメソメソしています。黄昏森のみんなはそんなペコを優しくいたわります。今は泣いているペコもそのうち黄昏森のみんなと笑って暮らすようになるでしょう。

 

 台風19号は通り過ぎました。でも、河川の増水はまだ危険な状態。土砂崩れの可能性もまだあります。被害の全貌はまだわかっていないでしょう。各地のセンセーショナルな被害の報道の中で、ふと、ある小さな記事に目が止まりました。ある地方の市役所職員が避難所の開設準備で帰宅が遅くなり、帰宅途中に暴風雨の中で命を落としたということです。まだ25歳でした。帰宅しないという選択もあったかもしれません。そのあたりの事情はわかりませんが、暴風の中で消えたひとつの命を想いました。

 台風の去った昼間、家の庭のススキが、あの暴風の中、倒れることもなく、穏やかな風に揺れていました。

 

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